セオ・ハミルトンの弱いブログ

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お手やわらかにお願いします

むかし

ドン・キホーテが風車に向かっていった話を聞いて

あんなものが敵に見えるなんて

いくらお話とはいえヘンテコすぎると感じたが

 

後年

気になったことは

 

正体がわからないのはともかく

なぜ「敵」と見なしたんだろうか?ってところ。

 

もし

正体のわからないものでも

もっと小さかったり

危害を加えられそうもないものだったら

ドンキ・キホーテも

「敵」とは見なさなかったんじゃないか。

 

 

 

風車の巨大さと

未知のものに対する不安が

彼の中に

より動物的な防衛本能とか

攻撃準備のホルモンみたいなものを呼び起こして

 

そういう身体の反応が先に立って

無害な風車の外観に

怪物的な要素を見させたのではないか。

 

 

小さい犬ほど

害意のない通行人にまで

不必要に吠え立てるし。

 

 

 

 

日本人が中国に向かって吠えるのも

得体の知れなさと

ポテンシャルの大きさから来ているのかも。

 

 

もちろん

中国は風車よりも利己的に振る舞うから

注意は必要だけど

 

反応や感情で動いてしまうと

普通の判断・対応ができないのは同じこと。

 

 

 

怒るところじゃないんだよ。

 

 

道に迷っている外国人に協力して

ああでもないこうでもないと

いろいろ言ってみて

 

「それなりに有用な案内ができた」と満足したものの

 

 

ぼくが差し出がましいことせずとも

彼らが今日中にたどり着けなかったかと考えれば

きっと自力で何とかしてただろうし

 

そうすると

余計なお世話というか

自己満足だったんじゃなかろうか

なんて気もしてくる。

 

 

 

あーっ

でも、いいや。

 

 

もし自分の振るまいとして

的外れでかっこ悪くても

ちょっと思い切って

身体を動かせるようになっておけば

 

そのうち別の場面では

本当に誰かを助けることができるかも知れない。

 

 

 

所詮ぼくのすることなんて

ズレてたりカッコ悪かったりするんだろう。

 

それでも

バカみたいにやっておく。

ぼくが名前を知っている脳科学者は

両方とも

およそ科学とは関係のない

「思いつき」や「キャッチーな見出し」を

悪びれもせず広めていて

 

あれを見ると

「脳科学者なんて信用できない」

という結論に達してしまう人も出てくるわけだが

 

もちろん

ほとんどの脳科学者は真面目な学者で

不確かな発言を控える慎みを持っているはず。

 

 

しかし

テレビの演出に呼応して

分を超えた発言を繰り返す脳科学者でないと

コンスタントにマスコミには呼ばれないので

 

だんだんと

占い師を兼ねたような世渡り上手だけが

脳科学者として一般人に紹介されることになる。

 

 

 

こういう偏りは社会のいろんなところにあって

本物の技術や才能が

一番必要とされているところに届かないようなことが

結構ある。

 

 

まず

安易すぎる情報収集で済ませずに

いろんな媒体に触れ

 

売名や損得の味つけを見越して

本当を求めるクセをつけよう。