退職を告げ。どんでん返し。
未だに結論は出ておらず、上司は来週、つまり明日、続きを話そう、といった。
もう何もかも面倒になって。
戻ってきた消えたい気持ち。
春なのに。夜明けが早くなったのに。
本当に死ぬときって、特になにか特別な壁がなくて
死という状態に平坦な道が続いているだけみたいだ、と思ったことがある。
昔、ふらりと飛び込み自殺を図った。
全く偶然で、私は間一髪で引き戻されたのだが、
あのとき、そのまま車に跳ね飛ばされて行く自分の幻影を見た。
そっか、死んだんだ
じゃぁ、死後の生を生きよう。そんなことを思ったことを思い出す。