艦隊これくしょん、秋のイベントマップを攻略とはあんまり関係ない見地での感想
皆さん秋のイベント、やってますか。
私はとりあえず1週間でE5まで終わらせてようやく一息ついたところです。
秋のイベントも折り返しを迎え、残り十日ほどという感じなので、あんまり攻略とは関係ないかもしれませんが、自分なりに今回のイベントを総括しながら感想なんかをつらつらと書いていきたいと思います。
・全体的な難易度
まずは最初にここから話すべきでしょうか。
今回のイベントは全部で5つのマップを攻略するタイプのイベントでした。
それぞれ、イベントマップなのでE1~E5と呼ばれ(EventMap1などの頭文字をとってE1である)、それぞれ段階的に強くなっていくというシステムでした。
私は、6月から始めている提督なので、実は5月のイベントのことは知らず、今回が2回目のイベントなのですが、前回の8月のイベントとの比較も織り交ぜながら難易度について話していきたいと思います。
先にまとめてしまいますが、全体的な難易度としてはあまり高くない部類であったかな、と感じています。理由については以下にマップごとに分けてまとめてみましたのでそちらを参照ください。
・E1について
イベントマップ1、サーモン諸島海域ですね。
ここは最初のポイントで潜水艦が出たりと、主に2面、南西諸島海域を中心に活動している提督にとっては面食らうステージだったかもしれませんが、同海域で十分に戦える戦力を保持していれば攻略は難しくないと思います。
ちなみにこのマップでの報酬は潜水艦伊19。前回のイベントでも潜水艦伊168が配信されたりと、新規提督でもとりあえず潜水艦1隻は、という運営の心遣いが窺える仕様でありました。このあたりは前回のイベントと比較しても難易度的な変更はあまり見受けられず、むしろ前回のイベントでボス前から家具箱に直行する謎のターンを決められないだけ、精神的にはきつくないのかもしれません。加えて言えば、夏でのE1はボス前のゲートキーパーに戦艦タ級がいたことを考慮すると、難易度的には下がっているといってもよいのかもしれません。
前回のイベントに比べて密度的にも下がっている分、こういった配分でも問題なかったのかもしれませんね。
・E2について
E2、ルンバ沖海域についてです。
前々から語られていましたが、ここからがこの秋のイベントマップの惨劇の序章を奏でることになります。
E2で何が一番変わったか、それは「夜戦MAP」の実装、この一点に尽きます。
このマップでは従来マップでの昼戦→夜戦という形が、夜戦スタート→条件しだいでは昼戦という形に変化します。
この形式に代わることでいったい何が変わるのか。それは「夜戦」というものを理解すると見えてくると思います。
昼戦の華といえば、空母や戦艦であるというのはもはや言うまでもないことでしょう。
空母は遠距離から艦載機を飛ばし攻撃可能で、戦艦はその圧倒的な火力と装甲を持って敵を蹂躙します。砲雷撃戦とはそのまま、一定の距離を持って如何に自分の被弾を少なくしながら相手を轟沈させるか、という内容になっています。
これに反し、夜戦の華は駆逐艦や重巡になっています。
これは、パラメータ的に夜戦での火力が火力+雷撃らしいと言う点に起因するのですが(そのため、補正がなくとももともと雷撃が鬼のように高い雷巡は夜戦において馬鹿みたいに強い)、昼戦で圧倒的な猛威を振るっていた戦艦が、駆逐艦によって轟沈させられるという光景も珍しくありません。
また空母はこちらの艦隊は夜闇の中艦載機を発信させることができないのでまったく行動ができず、的になるだけという悲しい現実もあります。
甲標的も小型特殊潜水艦であったため、同様に攻撃はできません。この点に関しては注意が必要かもしれません。
これはこちらにとっても同じことが言えるわけで、昼戦は雑魚扱いだった駆逐艦が繰り出す雷撃に泣かされた人も少なくないはずです。
このように夜戦とはつまりノーガードでの殴り合いであり、それ故に事故も大いに起こり得るわけです。
さて、肝心のE2についてですが、難易度そのものに関してはあまり高くはありません。
夜戦において猛威を振るいやすい潜水艦が混じっていたり、夜戦は昼戦と違い、攻撃距離の長い順ではなく、上の艦から順番に砲雷撃を行うため、うまく適を上から順番に撃破できれば相手に全く攻撃させずに殲滅できたり、不意の相手のカットイン攻撃で大破し撤退を余儀なくされるなどと、昼戦に比べて運要素が格段に上昇しています。
このため、難易度に関しては特筆事項はないにもかかわらず、攻略に時間がかかったという例も少なくありません。まあ、このマップぐらいまでなら力押しで何とかなる側面もあるため、やはり難易度的には低いと言わざるを得ません。
マップクリア報酬の軽巡洋艦、能代はステータスと燃費が合わないと評判です。
・E3について
おそらく最も多くの提督が出撃している海域、サンタクロース諸島海域についてです。
この海域はE2から一転して昼戦マップで、このためレアドロップを狙うE5攻略提督たちに目を付けられ、ボスの過労死を心配するレベルで出撃が繰り返されています。
さて、肝心の難易度についてですが、ここは普通ぐらいです。
熟練の提督たちがレアドロップのために回せるくらいの難易度のため、難易度指南的には3-3くらいでしょうか。もう少し上下するかもしれませんが。
ただ、「お仕置き部屋」と呼ばれる、ボスルートから外れたポイントでは、たまにそれこそ「鬼」のように強い敵もいたりするので慢心はできません。このマップのクリア報酬は家具職人や応急修理女神など、いわゆる「アイテム枠」でこの海域そのものを「突破」する意義は、E4にいける、くらいのものでしょうか。ほかは大体おまけです。現状で最強の魚雷が出たりしますが、性能的には微妙です(カットインが出にくいため
夏と比べると、E3よりはそこそこ低めです。E2よりは高かったか、くらいですが。同じくらいかもしれません。
・E4について
魔の海域、鉄底海峡こと「アイアンボトムサウンド」についてです。
このマップから地獄が始まります。
まず初めに難易度から言うべきでしょうか。
難易度は「普通」です。何度も言いますが、難易度そのものは「普通」です。
しかし。このマップではE2以上の運ゲーが襲い掛かります。
あるものは言います。E4は3時間で攻略できたと。
あるものは言います。E4は30時間かけても攻略できなかったのであきらめたと。
両者の違いは一体なんでしょう。艦娘の種類?装備の種類?それとも練度の違い…?
いいえそのどれもが決定的な答えではありません。
両者の一番の違いとは「リアルラックの差」でしかないのです。
明確な攻略法はすでに示されています。
すなわち、「金剛型戦艦2隻を伴い、三式弾を満載にした艦隊で飛行場姫を撃沈させること」です。
なのにどうしてここまでの差が生まれるのか、これが運の違いに他ならないのです。
実際俺提督はゲージ削りに8時間、ゲージ破壊では合算1時間程度かかりました。これは運が普通から良い方らしいです。
難易度が高くないのに時間がかかる最大の理由が夜戦マップでの運ゲー具合になります。
課金すればすごい簡単ですよ。応急修理女神をすべてに積んで轟沈から完全回復を狙えば、燃料弾薬を満載にした艦隊の砲撃で、姫を倒すのもそこまで難しくはないはずです。
しかし無課金~微課金でクリアを目指そうとすれば、大きく立ちふさがる壁が二つあります。
「道中での事故撤退」と「飛行場姫の撃破」です。
道中での事故撤退は前述したとおりで、まあ大破進軍した場合夜戦マップのためほぼ確実に沈みます。ダメコンは悉く発動しましたし。
二つ目の飛行場姫の撃破とは、ゲージ破壊に必要な条件で、ゲージがゼロの状態でなおかつ飛行場姫を轟沈させないと、海域クリアにならないのです。
なら、夜戦最強の駆逐艦や雷巡のカットイン雷撃で倒せばいいかといえば、そうは問屋が卸さない。
1つ目は飛行場姫の圧倒的な体力500が立ちふさがる。これだけでも厄介なのに、飛行場姫は航空戦艦区分のくせに、扱いは「飛行場基地」のため、雷撃は当たりません。……なんじゃそりゃ。
結局、飛行場姫を倒したければ、雷巡の誇る副砲二連撃か、三式弾搭載の戦艦の砲撃か、あるいはそれらで削った後に昼戦突入で倒しきるしかないわけです。ああ、無常。
このE4がはるかそびえたっているため、ここで心を折られる提督も少なくなく、ある意味今回のイベントマップ最大の鬼門となっています。
あきらめない心と資材、あるいは魔法のカードの使用、あるいはそれらを不要とする豪運があればクリアは難しくないはずです、多分。
海域クリア報酬は潜水艦伊8です。はっちゃんは可愛い、だが中破で眼鏡が取れる設定にしたのは絶対に許さない。
・E5について
鬼門を抜けた先にある最後の地獄、それがサーモン海域最深部です。
その存在が最初に出たとき、俺提督もまさかと一笑に付したのですが、続々と現れる情報に、認めたくはないものの認めざるを得ない心境でした。
肝心の海域難易度に関しては難し……くはないんだよな、これが。
正攻法でE4を突破できる提督ならクリアは難しくない環境でした。
攻略法はすでにほぼ出尽くしたといっても過言ではなく、多くの人が大正義中道を貫くか、お仕置き部屋覚悟で上の突破を目指すかという二択に分かれると思います。
私は削りは真ん中、撃破は上というあいのこのような攻略法で10時間で無事攻略完了しました。
駄菓子菓子、ではなく、だがしかし。
難しくはないE5でも、クリアに至るまではいばらの道でした。
道中事故や、ゲージ回復の速さ(1~1.5hで1目盛り)、そしてここでもクリアを阻む最後の壁、戦艦棲姫の存在を語らずE5を語るのは不可能でしょう。
幸い、E5は道中は夜戦MAPで事故もありますが、ボス戦は昼戦からのスタートであるため、夜戦から本番とも言え、こちらは戦艦なので駆逐艦や雷巡の雷撃でダメージを与えることも可能です。
しかし、圧倒的。そう、圧倒的な…HPと装甲。その数値なんと、HP:400、装甲:160!
こいつを落とすのは相当骨が折れました。最後は北上様が雷撃で落としてくれましたが、戦艦棲姫の他に装甲空母姫が確定で、装甲空母姫がもう1体か、装甲空母鬼がもう1体、さらに護衛要塞3から飛んでくる圧倒的な艦載機の前には、三式弾フル配備の艦体でも制空権奪取は難しく(空母を連れていければその限りではないが、道中の事故が危険すぎる)先生爆撃を一方的に決められ、中破で雷撃不可、大破で夜戦攻撃不可などの煮え湯を何度も飲まされました。
運ゲーに勝ち抜き、ボスまでノーダメージで行っても、何故かボスだけノーダメージということも珍しくなく、E4ほどではないですが、精神の消耗戦といっても過言ではない様相でした。
しかしこれらを勝ち抜き、ついに大和型二番艦:武蔵を入手した時の感動は唯一無二であるのは間違いありません。
まあ、今回は難易度設定の影響で、運さえあれば10月開始でも武蔵入手可能という現状なので、結局攻略なんていらなかったんや!という感じになってしまったりするのがなんとも言えない点ではある。
前回の潜水艦削りや、今回の夜戦MAPなど、新規や中堅まで海域全突破が見込める「穴」があるのが、よいことなのか悪いことなのかは、賛否両論喧々諤々と言った感じだが、それも含めてイベントかな、という形で総括したいと思う。
ちなみに1週間でイベントマップをクリアした俺提督はというと、それまでずっと放置していた3-3や3-4をようやく攻略し、E3に初風をゲットしに行くか考えているような有様である。なお、阿賀野はすでにE5攻略中に手に入れている模様。
思い起こせば夏のイベントの時も熊野も58も攻略中にドロップしているわけでもあり、ある意味では運はいいのかもしれない。それでももっと精神にやさしいイベントにしてほしいと思わずにはいられない、俺提督なのであった。【終】
私はとりあえず1週間でE5まで終わらせてようやく一息ついたところです。
秋のイベントも折り返しを迎え、残り十日ほどという感じなので、あんまり攻略とは関係ないかもしれませんが、自分なりに今回のイベントを総括しながら感想なんかをつらつらと書いていきたいと思います。
・全体的な難易度
まずは最初にここから話すべきでしょうか。
今回のイベントは全部で5つのマップを攻略するタイプのイベントでした。
それぞれ、イベントマップなのでE1~E5と呼ばれ(EventMap1などの頭文字をとってE1である)、それぞれ段階的に強くなっていくというシステムでした。
私は、6月から始めている提督なので、実は5月のイベントのことは知らず、今回が2回目のイベントなのですが、前回の8月のイベントとの比較も織り交ぜながら難易度について話していきたいと思います。
先にまとめてしまいますが、全体的な難易度としてはあまり高くない部類であったかな、と感じています。理由については以下にマップごとに分けてまとめてみましたのでそちらを参照ください。
・E1について
イベントマップ1、サーモン諸島海域ですね。
ここは最初のポイントで潜水艦が出たりと、主に2面、南西諸島海域を中心に活動している提督にとっては面食らうステージだったかもしれませんが、同海域で十分に戦える戦力を保持していれば攻略は難しくないと思います。
ちなみにこのマップでの報酬は潜水艦伊19。前回のイベントでも潜水艦伊168が配信されたりと、新規提督でもとりあえず潜水艦1隻は、という運営の心遣いが窺える仕様でありました。このあたりは前回のイベントと比較しても難易度的な変更はあまり見受けられず、むしろ前回のイベントでボス前から家具箱に直行する謎のターンを決められないだけ、精神的にはきつくないのかもしれません。加えて言えば、夏でのE1はボス前のゲートキーパーに戦艦タ級がいたことを考慮すると、難易度的には下がっているといってもよいのかもしれません。
前回のイベントに比べて密度的にも下がっている分、こういった配分でも問題なかったのかもしれませんね。
・E2について
E2、ルンバ沖海域についてです。
前々から語られていましたが、ここからがこの秋のイベントマップの惨劇の序章を奏でることになります。
E2で何が一番変わったか、それは「夜戦MAP」の実装、この一点に尽きます。
このマップでは従来マップでの昼戦→夜戦という形が、夜戦スタート→条件しだいでは昼戦という形に変化します。
この形式に代わることでいったい何が変わるのか。それは「夜戦」というものを理解すると見えてくると思います。
昼戦の華といえば、空母や戦艦であるというのはもはや言うまでもないことでしょう。
空母は遠距離から艦載機を飛ばし攻撃可能で、戦艦はその圧倒的な火力と装甲を持って敵を蹂躙します。砲雷撃戦とはそのまま、一定の距離を持って如何に自分の被弾を少なくしながら相手を轟沈させるか、という内容になっています。
これに反し、夜戦の華は駆逐艦や重巡になっています。
これは、パラメータ的に夜戦での火力が火力+雷撃らしいと言う点に起因するのですが(そのため、補正がなくとももともと雷撃が鬼のように高い雷巡は夜戦において馬鹿みたいに強い)、昼戦で圧倒的な猛威を振るっていた戦艦が、駆逐艦によって轟沈させられるという光景も珍しくありません。
また空母はこちらの艦隊は夜闇の中艦載機を発信させることができないのでまったく行動ができず、的になるだけという悲しい現実もあります。
甲標的も小型特殊潜水艦であったため、同様に攻撃はできません。この点に関しては注意が必要かもしれません。
これはこちらにとっても同じことが言えるわけで、昼戦は雑魚扱いだった駆逐艦が繰り出す雷撃に泣かされた人も少なくないはずです。
このように夜戦とはつまりノーガードでの殴り合いであり、それ故に事故も大いに起こり得るわけです。
さて、肝心のE2についてですが、難易度そのものに関してはあまり高くはありません。
夜戦において猛威を振るいやすい潜水艦が混じっていたり、夜戦は昼戦と違い、攻撃距離の長い順ではなく、上の艦から順番に砲雷撃を行うため、うまく適を上から順番に撃破できれば相手に全く攻撃させずに殲滅できたり、不意の相手のカットイン攻撃で大破し撤退を余儀なくされるなどと、昼戦に比べて運要素が格段に上昇しています。
このため、難易度に関しては特筆事項はないにもかかわらず、攻略に時間がかかったという例も少なくありません。まあ、このマップぐらいまでなら力押しで何とかなる側面もあるため、やはり難易度的には低いと言わざるを得ません。
マップクリア報酬の軽巡洋艦、能代はステータスと燃費が合わないと評判です。
・E3について
おそらく最も多くの提督が出撃している海域、サンタクロース諸島海域についてです。
この海域はE2から一転して昼戦マップで、このためレアドロップを狙うE5攻略提督たちに目を付けられ、ボスの過労死を心配するレベルで出撃が繰り返されています。
さて、肝心の難易度についてですが、ここは普通ぐらいです。
熟練の提督たちがレアドロップのために回せるくらいの難易度のため、難易度指南的には3-3くらいでしょうか。もう少し上下するかもしれませんが。
ただ、「お仕置き部屋」と呼ばれる、ボスルートから外れたポイントでは、たまにそれこそ「鬼」のように強い敵もいたりするので慢心はできません。このマップのクリア報酬は家具職人や応急修理女神など、いわゆる「アイテム枠」でこの海域そのものを「突破」する意義は、E4にいける、くらいのものでしょうか。ほかは大体おまけです。現状で最強の魚雷が出たりしますが、性能的には微妙です(カットインが出にくいため
夏と比べると、E3よりはそこそこ低めです。E2よりは高かったか、くらいですが。同じくらいかもしれません。
・E4について
魔の海域、鉄底海峡こと「アイアンボトムサウンド」についてです。
このマップから地獄が始まります。
まず初めに難易度から言うべきでしょうか。
難易度は「普通」です。何度も言いますが、難易度そのものは「普通」です。
しかし。このマップではE2以上の運ゲーが襲い掛かります。
あるものは言います。E4は3時間で攻略できたと。
あるものは言います。E4は30時間かけても攻略できなかったのであきらめたと。
両者の違いは一体なんでしょう。艦娘の種類?装備の種類?それとも練度の違い…?
いいえそのどれもが決定的な答えではありません。
両者の一番の違いとは「リアルラックの差」でしかないのです。
明確な攻略法はすでに示されています。
すなわち、「金剛型戦艦2隻を伴い、三式弾を満載にした艦隊で飛行場姫を撃沈させること」です。
なのにどうしてここまでの差が生まれるのか、これが運の違いに他ならないのです。
実際俺提督はゲージ削りに8時間、ゲージ破壊では合算1時間程度かかりました。これは運が普通から良い方らしいです。
難易度が高くないのに時間がかかる最大の理由が夜戦マップでの運ゲー具合になります。
課金すればすごい簡単ですよ。応急修理女神をすべてに積んで轟沈から完全回復を狙えば、燃料弾薬を満載にした艦隊の砲撃で、姫を倒すのもそこまで難しくはないはずです。
しかし無課金~微課金でクリアを目指そうとすれば、大きく立ちふさがる壁が二つあります。
「道中での事故撤退」と「飛行場姫の撃破」です。
道中での事故撤退は前述したとおりで、まあ大破進軍した場合夜戦マップのためほぼ確実に沈みます。ダメコンは悉く発動しましたし。
二つ目の飛行場姫の撃破とは、ゲージ破壊に必要な条件で、ゲージがゼロの状態でなおかつ飛行場姫を轟沈させないと、海域クリアにならないのです。
なら、夜戦最強の駆逐艦や雷巡のカットイン雷撃で倒せばいいかといえば、そうは問屋が卸さない。
1つ目は飛行場姫の圧倒的な体力500が立ちふさがる。これだけでも厄介なのに、飛行場姫は航空戦艦区分のくせに、扱いは「飛行場基地」のため、雷撃は当たりません。……なんじゃそりゃ。
結局、飛行場姫を倒したければ、雷巡の誇る副砲二連撃か、三式弾搭載の戦艦の砲撃か、あるいはそれらで削った後に昼戦突入で倒しきるしかないわけです。ああ、無常。
このE4がはるかそびえたっているため、ここで心を折られる提督も少なくなく、ある意味今回のイベントマップ最大の鬼門となっています。
あきらめない心と資材、あるいは魔法のカードの使用、あるいはそれらを不要とする豪運があればクリアは難しくないはずです、多分。
海域クリア報酬は潜水艦伊8です。はっちゃんは可愛い、だが中破で眼鏡が取れる設定にしたのは絶対に許さない。
・E5について
鬼門を抜けた先にある最後の地獄、それがサーモン海域最深部です。
その存在が最初に出たとき、俺提督もまさかと一笑に付したのですが、続々と現れる情報に、認めたくはないものの認めざるを得ない心境でした。
肝心の海域難易度に関しては難し……くはないんだよな、これが。
正攻法でE4を突破できる提督ならクリアは難しくない環境でした。
攻略法はすでにほぼ出尽くしたといっても過言ではなく、多くの人が大正義中道を貫くか、お仕置き部屋覚悟で上の突破を目指すかという二択に分かれると思います。
私は削りは真ん中、撃破は上というあいのこのような攻略法で10時間で無事攻略完了しました。
駄菓子菓子、ではなく、だがしかし。
難しくはないE5でも、クリアに至るまではいばらの道でした。
道中事故や、ゲージ回復の速さ(1~1.5hで1目盛り)、そしてここでもクリアを阻む最後の壁、戦艦棲姫の存在を語らずE5を語るのは不可能でしょう。
幸い、E5は道中は夜戦MAPで事故もありますが、ボス戦は昼戦からのスタートであるため、夜戦から本番とも言え、こちらは戦艦なので駆逐艦や雷巡の雷撃でダメージを与えることも可能です。
しかし、圧倒的。そう、圧倒的な…HPと装甲。その数値なんと、HP:400、装甲:160!
こいつを落とすのは相当骨が折れました。最後は北上様が雷撃で落としてくれましたが、戦艦棲姫の他に装甲空母姫が確定で、装甲空母姫がもう1体か、装甲空母鬼がもう1体、さらに護衛要塞3から飛んでくる圧倒的な艦載機の前には、三式弾フル配備の艦体でも制空権奪取は難しく(空母を連れていければその限りではないが、道中の事故が危険すぎる)先生爆撃を一方的に決められ、中破で雷撃不可、大破で夜戦攻撃不可などの煮え湯を何度も飲まされました。
運ゲーに勝ち抜き、ボスまでノーダメージで行っても、何故かボスだけノーダメージということも珍しくなく、E4ほどではないですが、精神の消耗戦といっても過言ではない様相でした。
しかしこれらを勝ち抜き、ついに大和型二番艦:武蔵を入手した時の感動は唯一無二であるのは間違いありません。
まあ、今回は難易度設定の影響で、運さえあれば10月開始でも武蔵入手可能という現状なので、結局攻略なんていらなかったんや!という感じになってしまったりするのがなんとも言えない点ではある。
前回の潜水艦削りや、今回の夜戦MAPなど、新規や中堅まで海域全突破が見込める「穴」があるのが、よいことなのか悪いことなのかは、賛否両論喧々諤々と言った感じだが、それも含めてイベントかな、という形で総括したいと思う。
ちなみに1週間でイベントマップをクリアした俺提督はというと、それまでずっと放置していた3-3や3-4をようやく攻略し、E3に初風をゲットしに行くか考えているような有様である。なお、阿賀野はすでにE5攻略中に手に入れている模様。
思い起こせば夏のイベントの時も熊野も58も攻略中にドロップしているわけでもあり、ある意味では運はいいのかもしれない。それでももっと精神にやさしいイベントにしてほしいと思わずにはいられない、俺提督なのであった。【終】