昨夜観た「男はつらいよ 柴又慕情」がすこぶる面白かった
昔々観て以来、
改めてちゃんと観直してみて、
〝こんなに完成度の高い映画だったのか!〟
と感動し、時間が経った今でも興奮が覚め切らない
内容に関しては自分が書くまでもなく〝素晴らしい!〟の一言だが、
それより何より、
全てが〝絶妙にコントロールされた自然〟で作り上げられてて、
その素晴らしさに何よりも感動させられた!
そしてキャスティングの素晴らしさ!
細部の配役にまで無意味はなく、
ちゃんとその役割と存在の意味を現わしていた。
この映画は寅次郎が絶対的な軸なのは間違いない。
が、改めて見直すと、
周りの役も負けず劣らずしっかりした軸としてそこに立っている。
だから主軸との共鳴が絶妙な相乗効果を生み出せている。
そこに役者以外の要素もしっかりとした軸となり加わるから、
軸の総和の作品は強固な基礎を築け、
何年何年も変わることなく立ち続けられているんだろう
今回、なんとなく観始めただけのこの作品だったが、
改めてとてもとても大切なことを教わった