この記事はロケット甲子園現役で参加される方向けです
それと、思い出し次第ちょいちょい修正が入ります
こんにちは。私です
そろそろ真面目なやつを上げていかないとなので
ロケット甲子園事前準備編 ルール発表~前日
とし、
ロケット甲子園に参加するにあったって全体が認知しておきたいこと、設計の注意点、現地への持ち物など思い出せる限り記載したいと思います。
また、今回は2部制です。後編に当たるロケット甲子園当日編もこのタイミングで見ておいてください。当日って書いてあるけど絶対前日とかに読まないでくださいね。
掲載内容
- 大まかな流れ
- 人事編成
- ルール
- 機体設計
- 現地への持ち物
大まかな流れ(2022年度大会まで)
まずは全体的な流れから。
スマホのメモ帳を見返してみると
6月末:動き出し
↓
この間、3~4回のルール&設計変更
↓
7月23日:最後のルール変更 日にちしか書いてなかったので恐らくにはなりますが,,,
↓
8月上旬:参加申込書終了、メンバー確定
↓
9月10日:大会当日
全体でおよそ3か月ほど。
気を付けてほしいのはルール変更がサイレントでかなりの回数あることです。
こんなこと言うのもあれですが,,,結構あのサイト古めかしいじゃないですか?
そのうえ、変更した後に通知があるわけでもないのでちょくちょく確認しなければならないのです。
目安になるかわかりませんが、私の担当年は7月以降、大きな設計変更を要するルール変更はありませんでした。,,,確か
直前の規格変更も設計の世界での当たり前みたいらしいのである意味練習ですね。
もちろんこの日付も絶対というわけではないのでこれで安心はしないように。
人事編成
製作段階において、
・夏季休業中に何かしらの大会がある人
・就職試験の控えている人
これに該当する人はそちらが非常に忙しくなるので柔軟な対応ができなくなります。
わざわざ書くくらいです。想像よりも手が回りません。
しかし、だからと言って外す必要は別にないと思います。が、十分な配慮をしてあげたほうが~いいかな~みたいな感じです。
ちなみに、
私は前者だったのですが、やっぱり「あの時もう少し余裕が持てれば,,,」みたいな思いがずっとついて回るようになってしまうので、それぐらいであればどっちかを捨て、誰かに任せたほうがいい気もします。
当日の構成員は主任の好きなように決めたらいいと思いますが、
人数が多い場合、いると助かるタイプの人はここまでに見分けておくとスムーズに進みます。
個人の価値観ですが、運動部出身や、自身と周波数の近い人はとても重宝します。 育てておくと吉です。
私の代は皆勤組に結構そういうタイプの人がいてくれたので助かりました
ルール
恐らく一番早い情報が ”AMERICAN ROCKETRY CHALLENGE” の発表する英文でのルールになると思います。っていたんですが、今回は協会の発表のほうが早かったですね。
従来通りだとAMERICAN ROCKETRY CHALLENGEを(日本国内で実施できるように)少々変更したものが、ロケット甲子園のルールになります。
今は便利な世の中です。ダウンロードしたPDFのルールブックをドラック&ドロップするだけであっという間に翻訳してくれます。
しかしそれだけでは心もとないので一応自力でも翻訳してくださいね。
因みに経験上、わかりにくい表現にされたことはありますが、誤翻訳されたということはないです。
このルールを元に”初期案”という形で設計を早めにしておくことをお勧めします。
わざわざ初期案とするのも、その後ルールが ”日本国内で実施できるように” 変わることがあるから。
別に、”高度が変わる” とかそういう感じではありません。私の回の場合、ジャパニーズサイズへ変わりました。
私が担当した回は卵がアメリカンサイズでした。一体、日本のどこで直径45㎜の生卵が用意できるというんでしょうか。
愚痴ではありません。ありませんが、当時、協会の出すここのルールがすごいあやふやだったんですよね。最終的に「ここからここまでの重さで~」となりましたが、それも結構ギリギリの時期で、です。 ちょっと思い出してイライラしてきました(*`・ω・´)
しかしまあ協会もお忙しいですからね仕方ないです(何かを飲み込んだ顔)
機体設計
ここは一番見てほしい!!
まず一つ目、設計時には必ず現地で高度を落とすことを想定した設計を推奨します。
つまり、目標高度よりも×××倍高い、余裕のあるロケットを設計し、現地では状況を見て重りを増やすような調整方法が望ましいです。
重りを軽くしていく調整方法は限界があります。私の時のように最小値で飛ばすしかないなんてことのないように設計してください。
しかしこの方式を取るときはペイロード区画の余裕がある程度必要になります。設計主任は大変かもしれませんけど頑張ってね。
そして二つ目、表計算ソフトを活用しよう
前述のように基本的には重りで高度を調整すると思いますが、当然重りを調整すると滞空時間にも影響が出てしまいます。
そこで設計ソフト(Open Rocketでは確認済み)で数種類の重りのパターンの時の滞空時間を調べ、その数値を表計算ソフトに入力し、グラフ化することで視覚的に傾向をとらえられるようにするといいと思います。
私はgoogleスプレッドシートを使用しました。無料ですしね。
実は誰にも言ってない私の大失敗がこのグラフに書かれているので数値はつぶしてます。
こんな感じで結構見やすくなります。アナログでも紙一枚印刷するだけで済むのでお勧め。
そして三つ目、圧力中心位置を機体にプロットしておこう
正直甲子園機なら1.5~2くらいあると思うのでいらないとも思うんですけどね、一応です。
何に使うのかというと、当日いろいろ調整するときに安定性が十分にあるかをなんとなく把握するときに便利だなって最近思いつきました。
協会の出している初心者用の「ロケットを飛ばそう!」にも書いてあったと思いますが、安定性は重心位置と圧力中心の距離でなんとなくわかります。重心位置は適当に腕の上にでも乗っければなんとなくわかりますが圧力中心の位置はそうもいきません。
なおかつ重心位置は変わりますが、圧力中心の位置は機体を落っことさない限りは変わらないと思うので現地で急ぎ確認するときにあるとちょっと便利です。あとかっこよくもなります。
現地への持ち物
当たり前すぎる持ち物は省略すると
- ロケット制作に使用したすべての材料&道具+瞬間接着剤、竹ひご(長・短)
- 設計・計算ソフトの入ったノートパソコン
- 予備機の設計をはじめ今までのデータすべて
- 機体の一時置き場として設置台
①について、
改めて見ると少し大げさかな?という感じもしますが、現地で、はたまた輸送時に何があるかわかりません。
できる準備を怠り不戦敗、なんて聞きたくもないです。
”+”で追加されているものは制作時に使うかわかりませんが必須のものになります。特に瞬着は必須になります。対衝撃性能が低いのであくまで最終手段,,,
②について、
未だに解析が済んでなく、申し訳ないのですが設計ソフトのフライトシュミレーションに当日の座標etc,,,を入力すると一応その状況下での滞空時間などのシュミレーションをしてくれます。
宣伝ではありませんが、私はGeographicaというアプリを事前に入れておくことをお勧めします。
もちろんgoogleマップでも座標等は取得できますが、もとは登山用なので、圏外でも稼働&一発で座標・高度がわかるので非常に重宝するかと。難点はバッテリー消費が激しいことと、キャッシュ型なので事前に読み込んでおかないと地図が表示できないくらいです。
それと近日中に完成予定の例のアプリを入れておけば、めんどくさい計算をせずに臨機応変な対応ができると思うのであるといいかもしれないです。
③について、
これも大げさかもしれませんが備えあれば患いなし。できる備えをせずに(以下略)
当日はどのデータが役に立つかわかりません。備えてください。
④について、
用意される机の上に直置き、誰かに持っててもらう、持ってきた箱の中で保管etc,,,
いろいろあると思いますが、やっぱり専用の台が一番安心しますし管理しやすいです。
次回へ続く
絶対こっち見てね!過去の失敗例とか思い出せる限り書いてあるから!
#ロケット 作り方 大人