去年から姿を現した私の親知らずさん。
先住の歯を押したり頬の内側を傷つけたりと、度々悪さをするので悩んでいたのですが、
今となっては、そんな小さな痛みや悩みは我慢して親知らずさんともう少し上手く付き合っていくべきだったなと、
抜いてしまったことをちょっぴり後悔しています。
智歯とも言われるように、知恵がついたことを知らせて下さる大変ありがたい歯でもあるというのに、
冷遇してしまった為に機嫌を損ねてしまったのでしょう。
ごめんね、私の親知らずさん。
「失って初めて存在の大切さに気付く」
これまで人間関係においてはそのような経験がなかった私に、その言葉の意味を教えてくれました。
ありがとう、私の親知らずさん。
あなたのことは、歯医者さんが記念にと乳歯ケースwwwに入れてくださったので、
大切に保管しています。<私のこと、忘れないでね〜!)
今私が抱えている痛みは、抜歯前の予想を遥かに超えるもの
(耳の刺すような痛みと頭の割れるような痛みが常に続いている&痛み止めを常に服用しないと痛みに耐えられない為、口内炎と胃痛が絶えない)ではありますが
いつかきっと「あの時は痛かったなぁ」と笑える日が来ることを信じて、
今はただじっと、この試練に耐えようと思います。
去年事故に遭って手を怪我してから、自分は受け入れることの大切さを知ったはず。
今回このように重症化してしまったけれど、それをただ不運とは思わず、ここから自分は何を学び人生に生かせるのかをテーマに、
日々考える作業をしています。
一番感じるのは、
「からだに痛みを抱えていると、こころに余裕がなくなる」ということ。
むかしむかし、ずっと怒りん坊の人がいて、
あの人はどうしてずっと怒ってるのだろう?と考えていた時に、
私の尊敬する人生の先輩は言いました。
「箪笥の角で足の指をぶつけて、笑顔で人に親切にできるかな?」
不機嫌ながらも、親切にしようとしてくれてたよ...なんて優しい人なんだ...。
このたった一言で私の怒りん坊さんへの見方は変わり、付き合い方までもが変わりました。
怒りん坊さんも実際に、からだに痛みを抱えていたのです。
最近はその感情の仕組みが分かり、私は怒りん坊にはならないよう気をつけているけれど、泣き虫にはなりがち。
「痛"い"〜!痛"い"よ"ぉ"〜」としょっちゅう号泣していますw
でも本当に辛い時には怒っても、泣いても良いんだよね。大切なことなんだよね。
沢山怒って泣いた後には、怒って泣いてしまった理由を考えてみる。そこで自分の本当の気持ちに気が付くと、
もっと自分を愛せるようになるし、成長できる気がするの。
今私はこの痛みを感じることで、怒りん坊さんと泣き虫さんの気持ちがわかる。
だから今後同じような痛みや悩みを抱えた人に出会った時には、その気持ちを想像し、寄り添って、何か少しでもからだとこころの痛みを和らげるサポートができるといいなぁと思います
それでもやっぱりライブやレッスンなど予定も詰まっているので、
なるべく早く、痛み止めがなくても生活できるくらいまで良くなってくれるといいなぁ。
信頼のおける専門の方に相談し、現在適切な治療を受けて頑張っているので、
温かく見守っていただけると嬉しいです
おまけ
歯医者さんで貰った乳歯ケース(腕につけるタイプw)