観光最終日の4時近く。
一旦ホテルで休憩兼再出発の身支度。
余分な荷物を置いて軽装になり向かった先は、スタンレーパーク
大きな大きな公園です。
疲れた~という子供たち。
サイクリングしたい?と聞く夫。
そんな聞き方したら、したい!!って言うに決まってるじゃん
案の定、自転車乗る乗る!とテンションアップする子供たち
いやいや、息子にはもうしんどいのでは?と思ったけれど、せっかくバンクーバーに来たのに、スタンレーパークのトーテンポールを見ないのは勿体ないかもな・・・とつい欲張ってしまいました
今度は、バスに乗って公園近くのレンタサイクルへ
夕方だったのもあるのか、待たずにスムーズに自転車を借りられました。
息子は、自力で走れる力が残っているのだろうか?!と私は疑問視してましたが、絶対自分で乗りたいとのことで4台借りまして。
いざ、楽しくサイクリングへレッツゴー
・・・が!!
まさかの大誤算
嘘でしょ~!!と思いましたが、息子サイズの自転車は、ブレーキがなかったのです
ペダルの付いたストライダー。(のような感じ)
我が家の子供たちは、ブレーキのないストライダーは夫が断固反対!!というので選ばず、小さい時からブレーキありのキックバイクに乗っています。
もちろん、自転車に移行してもブレーキはついていて。
まさかブレーキがないなんて!!
でも、もう借りちゃったし、本人も初めてのブレーキなしに不安はあるものの、自分で走る気満々だし。
私はマジで不安しかなかったのですが、ゆっくり!ゆっくりだよ~と言い聞かせ恐る恐るのスタート。
約9キロ弱の外周をサイクリング。
どこかでショートカット出来るでしょ~っと軽く考えていたのですが、走り出してみたら、一方通行だし、ショートカット出来るような道は車道しかないし
もっと調べてから行きなよ!って話なんですが
心の中で息子よゴメン~と思いつつ、不安にさせてはいけないとそんな様子は見せずに見守りました。
本人ブレーキなしでの坂道が怖かったのを除けば、予想以上に平気そうに楽しんで、無事に1周完走しました
いや~、でもブレーキなし自転車なんて、私乗ったことないけど、本当に坂道怖かったろうなぁと思います。
最初は、やっぱり怖くて、無理やり足で止めようとしてたのですが、足をつくだけでなく、ペダルを無理にふくらはぎで止めたりするので、怪我しそうで危なく、うっかり間に足挟まったりなんかしたら大事だし・・・ というわけで、とにかく怖くても、無理に止めようとしない!坂道が終わるまでペダルは絶対に漕がず、自然に止まるまで待つ!!!という方法で頑張ってもらいました。
そんなに急な坂道はありませんでしたが、ブレーキあっても自らの意思で使わないのと、ブレーキしたくてもないのとでは、精神的に違う!
家族みんなでめちゃくちゃ褒めました
本当に本当によく頑張った
序盤、娘が○○君が遅い!私はもっと早く行きたい!とか言い出して。
気持ちは分からなくもないが、誰よりも小さなタイヤの自転車で、誰よりも必死に漕いでるんだよ! 自分の小さい自転車から、今の大きい自転車に買い替えた時のこと思い出してごらん!と言ったら、
あぁ・・・と納得。
その上、どんなに坂道でスピード上げたくないのに上がっても、ブレーキ出来ないんだよ!ブレーキなし自転車の危なさと恐怖を想像してごらん!!と。
確かに、止まりたいのに止まれないのは怖いかもと、そうか!弟はいろいろハンデがありながらも頑張っているのだと理解してくれたようだったので、少しだけならお父さんと先に走って行っても良いよ。お母さんと○○君はゆっくり行くから!と、娘は娘で不完全燃焼で不満ばかりにならず、ちゃんと楽しめるようにはしました
サイクリング約3時間。
7時を過ぎても、まだまだ明るいので、早い時間だと錯覚しがちですが、すっかり夕方ではなく夜です
とっくに夕飯の時間です。
子供たち二人ともよく頑張りました
もちろんディナータイム前、バスの中で、息子は撃沈
お料理も寝ぼけ眼でちょこっと口にしただけで
おぶって帰ることになりました
それでも、「ぼく、がんばったね~!」とキラキラした目で、サイクリングがとても楽しかったと語る息子に感動でした
帰国後、おじいちゃん、おばあちゃんにお土産持って行った時も、「バンクーバーでじてんしゃのったよ!ぼくだけブレーキなくて、こわかったけど、がんばったんだよ〜!!」と一生懸命お話していました。
朝8時半スタートの観光最終日。
かなり詰め込んでしまいましたが、最後までしっかりついて来れた娘の成長も感じました
おっと!忘れるところでした!
トーテンポール
サイクリングロードでは序盤に位置。