こんにちは！桐川右煌です。

前回の質疑応答編は、かなり辛口な感じでしたが…

今回も少々、辛口気味です

ではお客様からのご質問です。

お客様「私は今まで、人に酷いことをしてきました。

こんな私のことも、神様は許してくださるのでしょうか？」

桐川「今回は、アレですな…

懺悔的なカンジですねー」

神様「そのようだな。

犯した罪を、私が許すかどうか、という内容だな。」

桐川「あのぅ、神様、伺いたいのですが…

神様は人から罪を告白された場合、やはり懺悔室でのやりとりの様に、そのお話を聞かれるのですか？」

神様「そうだよ。

だが、そんな手間のかかることをしなくても良いのだ。

よく考えてもみろ。

神は全てを把握している。

わざわざ罪を告白しなくとも、アナタが酷いことをしたのを、私はそもそも知っているんだよ。」

桐川「では、神様はこの方の罪については、既にご承知であると。

で、神様はこの方を許すのですか？」

神様「ああ、勿論だ。

それにこんな風に言うのは何だが…

私がこの者に酷いことをされた訳ではないからな。」

桐川「まぁ、そらそうなんですが

じゃあ、今回は『神様は貴方を許します』

コレで〆てよろしいですか？」

神様「オマエなぁ…

もう少し話広げようや。

こんな薄っぺらい質疑応答を、私が許す訳がないだろ！」

桐川「あら〜神様、お怒りモード？」

神様「ってか、オマエが懺悔しろ！」

ってなことで、桐川、懺悔室行きです

さて、桐川、反省して気を取り直しまして…も少し神様と話を掘り下げてみますね

神様「この方は、とにかく許されたいのだ。

だが、さっきも言ったように、私は既に許している。」

桐川「じゃあやはり、今回はもうコレで問題解決してますやん？」

神様「いや、だから、ココからが大事なんだよ！」

桐川「神様に許されてるなら、もうそれで良くないですか？

逆に、他に何かあります？」

神様「あのなぁ、私が許したとして、それで良い！なんてコトはないんだよ！

実際には、この方が罪を犯したことで傷つけられた人がいるのだ。

そしてソノ人は、この方を許してはいないのだ。」

桐川「えっ、そうなんですね…

では、この方は一体どうすれば、ソノ方に許されるのでしょうか？」

神様「真摯に何度も謝罪するしかないな。

そして同じ過ちは犯さないと誓うべきだ。

で、誓ったなら、もう二度と人を傷つけまいと、自分自身を戒めて生きていかねばなるまい。」

桐川「コレって、神様に懺悔するより、ハードルが高いような気がするのですが…気のせいですかね？」

神様「ハードルが高いのは当然だろ？

傷つけられた張本人は、アナタを簡単に許すハズなどないのだから。

例え神が許したとしても、そんなのはハッキリ言って、気休めにしかならないのだからな。」

桐川「じゃあ、そもそも神様に許しを乞う必要なんてないじゃないですか！

この方、神様に懺悔しただけ、損してますやん！」

神様「いや、損はしていないと思うぞ

私が許すことで、少しはホッと出来ただろう？

ではオマエに聞くが…人はなぜ懺悔すると思う？」

桐川「なんとなく、なのですが…

私の場合とかだと、自分の罪を話すことによって気持ちが楽になる、ってのはあるかもですね。」

神様「自分だけで自分の罪を背負って生きるのは、かなり心苦しいからな。」

桐川「だから、人は誰かに聞いてもらって、懺悔したくなるのでしょうか？」

神様「その通り。

要は人というのは、自分が酷いことをしてしまった、という【罪悪感】を持つのが辛いのだよ。」

桐川「確かに【罪悪感】は後ろめたいです…」

神様「だから人は罪悪感から逃れたいのだ。

しかし逃れたいがために、神に懺悔し、許しを乞うならそれは違うな。

自分が楽になりたいだけだろう？」

桐川「うわ〜神様、今日はかなり辛口ですやん…」

神様「オマエにもよく言ってるだろう？

私に懺悔するくらいなら、傷つけた人に直接謝罪しろと。」

桐川「それが出来ないから、神様に言ってしまうんじゃないですか！

本人に謝罪して『許さない！』ってなったら、もう立ち直れないです…

神様、こんな場合、何か良い方法とかはないのですか？」

神様「では、そんなチキンなオマエに朗報な。

それならば、せめて他の人に思い遣り深く接しなさい。

そして、もう二度と人を傷つけることがないようにな。」

桐川「はい、出来るだけ励んでみます…

えっと神様、ちょっと聞いて良いですか？

もしですよ、他の人に対しても思い遣り深く出来なかった場合は、どうなりますか？」

神様「因果応報のルールにより、いずれオマエが傷つけられる立場となるだけだよ。」

桐川「あ、出ました【因果応報】！

結局コレですよね…

過去記事でも取り上げたことがありますが。」↓

『スパルタ神様とだだっ子占い師〜因果応報〜』こんにちは！桐川右煌です。今日はちょっと、神様に質問がありまして。それについて聞いてみようと思います。桐川「世間では、神様は『バチをあてる』とか言われています…

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神様「そう…良くも悪くも自分に返ってくるのだ。

その時に、アナタは許せるのか？

そして許せたなら、アナタの【罪悪感】も消えて無くなるだろう。」

では、まとめです。

「神様は酷いことをした私を、許してくださいますか？」

《答え》

神様は許しますが、酷いことをされた相手は許していません。

謝罪するか、無理なら他の人に対して思い遣り深く接しましょう。

以上、スパルタ神様質疑応答〜その２８〜でした

スパルタ神様 質疑応答〜その２８〜

スパルタ神様質疑応答〜その２８〜