スパルタ神様と だだっ子占い師 〜縁〜 | 占い師~桐川~おもしろぶろぐ

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大阪長居の占い師 桐川右煌です。
占フィールにて鑑定&占教室をしています。
占術を利用して、より豊かな人生を歩まれますよう
お手伝いさせていただきます。


こんにちは!桐川右煌です。



今日のお題は【縁】。



ある日、上品そうな御婦人が鑑定に来られました。



質問内容は…
今後の金運について重点的に札束



というご要望でした。



「私は今、年金暮らしなの。
でも年金だけでは満足な暮らしはできないの。
私には娘がいて、毎月数万円の援助をしてくれるのだけど、正直、それでも足りないのよ。
今後たくさんのお金が入ってきたら、理想的な生活が出来るのだけど…
私のこれからの金運はどうなのかしら?」



桐川、早速占ってみました。
すると…



神様「この先、この者は食べていくには困らない程度の金運には恵まれるだろう。
だか、この者の余生は、贅沢をするために時間を費やすべきではないのだ。
いかに人に貢献できるかが大切なのだ。」真顔



桐川「そのようですね。
ですが、この方が余生をどう過ごすべきかについては質問されていませんので…滝汗
とりあえず、金運については、そのようにお伝えしますね。」



という訳で、桐川、以下のように返答しました。
桐川「今後は食べるには困らないお金が巡ってきます。
ですが、贅沢するほどとなると…難しいでしょうね。」




するとお客様、一気に表情が険しくなりました。
お客様「食べるに困らないっていいますけどね、それじゃあ余裕のある生活は送れないのよ!
だったらどうすれば、もっとお金が入るようになるのかしら?
それを教えて頂戴よ!」プンプン




桐川「では人の為になるお仕事でもされたらどうでしょうか?
お客様は人に貢献するお役目がありますので、その仕事で収入があれば一石二鳥なんですがね。」



お客様「この歳で働いたってどうせ薄給でしょ?
それより、もっと効率よく収入を得たいのよ。
例えば娘にお願いして、もっとお金を援助してもらうようにするのはどうかしら?」



桐川「今でも援助してもらっている上に、まだこれ以上お願いするんですか?ポーン



お客様「そうねぇ。娘も頼りないからねぇ。
これ以上の援助は多分無理だと思うし、娘はあてに出来ないわ…」ショボーン



桐川「えっ?滝汗
毎月数万円もお母様に援助するなんて、立派な娘さんじゃないですか?」滝汗



お客様「でも援助も充分な額とは言えないからね…
あぁ、もっと頼りになる子どもだったら良かったのに…」ショボーン



桐川「神様ーゲロー
この方、話してて、すっごく腹が立つんですが
こんな毒親に毎月援助をしている娘さんが可哀想過ぎます!
自分の生活をしながら援助をするなんて、なかなか出来ないことですよ…
それを頼りないとかあてにならないとか!
ちょっと我儘過ぎではありませんか?」プンプン



神様「世の中はうまく成り立っているだろう?
この毒親にピッタリの、親孝行な娘。
どうだ!完璧だろう?」ニヤニヤ



桐川「そのドヤ顔…じゃなくて…ドヤ態度、辞めてもらえませんかね?えー
なぁにがピッタリですか!
毒親に親孝行なんかするから、ますます毒親がつけ上がるんじゃないですか?
いっそのこと、親の我儘に愛想を尽かして見捨ててやれば、娘さんの有り難みが身に染みてわかるんじゃないですかね?」えー



神様「甘いな。
娘に見捨てられようもんなら、この者は地の果てまで追って行って娘を責め立て、娘を逆恨みし、娘の生活を壊すことになるだろう。
それがわかっているから、娘は毎月、毒親に金銭援助をしているのだよ。」ニヤニヤ



桐川「では娘さんは、毎月数万円の援助で自分の生活を守れているということですか…」キョロキョロ



神様「そういうことだ。
それにこの毒親は、毎月の援助がないと生活さえままならない。
この者がこの世で様々な学びを得るためには、まずは生活出来ないといけないからなぁ。
そのためには親孝行な娘が必要というワケだ。」ニヤニヤ




桐川「なあるほど。
この方の魂レベルでは、見捨てられて反省し、娘さんに感謝することはハードルが高すぎるんですね。」キョロキョロ




神様「生活が保障されている上で、人に貢献する。
それはこの者にとって、最高レベルの課題なのだ。」ニヤニヤ




桐川「なら世間に出て働くのが、一番良い方法ですよね…」プンプン




神様「それを説得するのが、オマエの仕事な」ニヤニヤ



そう言われた桐川は、懸命にお客様にアドバイスしたのですが…



お客様、あまり納得できていない感じで店を後にされ…



その後、やたら「働け、働け」と言う桐川のところには、しばらくお見えになりませんでしたチーン



桐川「お客様、やっぱあれから来てくれませんね」タラー



神様「まあいい。
しばらくしたらまた来るだろう。
焦らずに説得していきなさい。」ニヤニヤ



桐川「気長に対応するしかなさそうですね滝汗
でもお客様と娘さんのことなのですが…
ちゃんとその人に合った必要な人が引き寄せられている…
世の中の縁って本当に上手く廻ってるんだなぁと思いました。」ニコニコ



神様「その通り。
縁とは誠に巧妙なものだから『たまたま』なんて有り得ないのだ。
その縁に巡り会えているのは、今の自分に【丁度良い】からだ。
そして、それに気付いて感謝出来るようになれば、大したものだよ。」ニヤニヤ



桐川「そうですね。
早く娘さんの有り難みに気付き、人に貢献して、お役目が全う出来ると良いですね!」ウインク



神様「ああ、そうだな。」ニヤニヤ



桐川「それはそうとして…
人には【丁度良い】縁がもたらされるなら、私にも誰か助けてくれるような人とのご縁ってないんですかね?」おねがい



神様「はぁ?ムキー
オマエは修行の身なのだから、反対に人を助けねばならないよ。
何を甘いことをぬかしとる?」ムキー




桐川「何でですか?えー
あのお客様は我儘放題言っても許されているんだから、私だって少しくらい甘えてもいいじゃないですかっ!」ムキー



神様「オマエは黙って占い師として貢献し続けろ!
それが役目だ!
甘えることは許さんからな!」ムキー



時々思います。
我儘が言える人が、羨ましいなぁって。



それに声を大にして言いたいことがあります。
当たり前の生活を当たり前だと思えている…それは凄く幸せなことですよって。



神様「オマエも幸せじゃないか。
私という指導者がいつもついている。
どんな時も見捨てることなく、側にいるのだからな。」ニヤニヤ



桐川「これもまた、ご縁なのだとしたら…有り難くも恐ろしいです…」滝汗



本当に縁とは不思議なもので…でもそれが全て必然なのだとしたら、良い縁に巡り会えるということは自分への無力の配慮を神様がしてくださっているということで。



そしてキツい縁?でさえも、自分を鍛え高めてくれる有り難い存在ですので…そう考えると自分にとって無駄な縁はないのだなぁと、つくづく思いますウインク