こんにちは!桐川右煌です。
今回は第2話ということで…今から約15年前のお話です。
前回までのお話はコチラ↓
第1話…神様と得度
桐川、まだ20代。
この頃は、言語聴覚士として病院勤めをしてまして。
その頃の占いの方はというと、タロットを独学でしていたり、叔父の教える四柱推命教室に通ったりしていて、少し占いの出来る人レベルでした。
そんな時です。
勤務休憩中にふと、新聞を読んでいると…
あるタレント占い師さんの記事が目に入りました。
「巫女の血筋で、オリジナルの占術にて鑑定する実力派占い師…タレント業の傍ら鑑定も行い、大変人気である…」
うろ覚えですが、記事にはそのようなことが書いてありました。
この記事を見てですねー。
普段あまり、人のことを羨むとかないんですが…
この時ばかりは、強烈に、この占い師さんが羨ましく思えたんです
この人、私より若いのに、占い師が出来ていいなぁーって。
…私も、占い師になりたい
本気でそう思ってしまう自分がいました。
だけれど、現実はと言えば。
転職を繰り返して安定しない夫と、保育園に通う息子の2人を扶養に入れて働く、正社員という立場でして。
なので、もし私が占い師になったら…
占い師で食べていける自信なんて全く無いので…たちまち生活が立ち行かなくなって、家族は路頭に迷ってしまう。
家のローンも抱えていたし、夫は落ち着く様子もないし(彼は転職を20回以上繰り返しています)息子はまだ幼いし…
その頃は、自分のやりたいことのために、仕事を辞める訳にはいかなかったんです。
なので、思いました。
定年退職したら、占い師しようって。
今は自分の夢より、家族を養うことの方が断然大事やし。
だから定年退職を迎えるまでは、占いは趣味範囲にしておこう…本当にそう思っていました。
なのになぜかこの後、予定より早く占い師になる方向に流されることになり…
あのお方…スパルタ神様に導かれるまま生きていくことになるのです
神様は、まず、桐川がある人に会うように仕向けました。
そうとは知らず、のこのこと向かった先は…
近所の中華料理店でした
次回は、この中華料理店とマスターのお話です