アルキメデスの大戦 | ある意味、恋してるⅡ

ある意味、恋してるⅡ

北村一輝さんと米米CLUB(石井竜也含む)についての追っかけ記事だったはずが、最近記事内容に脈絡がなくなりました(今は真田広之さんや世良公則さんにも傾倒中)。
というわけで、今後は思いのままに津々浦々・・・笑

何でも、今、公開中の映画

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

での出演俳優の発言(太平洋戦争時での特攻隊員の方達の犠牲があったからこそ、今の時代の我々がある・・・的な?)を巡って、特攻隊員の死が

【無駄死に】

か否かみたいな論争がSNSで湧き起こって炎上しているようですね🤔


私自身がこの件に関して上手く言葉に出来なかった思いを、的確に言い表してくれたのが、こちらの発信でした⬇


https://twitter.com/himasoraakane/status/1734209472564982053?s=19


 

👆さすが暇空茜さん拍手

そうなんですよ!

当時の空気感や時代的、歴史的背景を何も知らない我々が、過去の歴史が正しかったか正しくなかったか?という視点で語るなんざ、そもそもナンセンスなんじゃないか?真顔

現代の価値観で当時の人々の行動、言動を非難したところで、それが何になる??それで過去が変えられるわけでもなし・・・って話ですよね😒

だから、作品としての是非は置いといて(そもそもこの映画を観ていない😅)、私が

「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」

の予告編での

「戦争に何の意味があるの!?教えてよ!!ムカムカ

というヒロインのセリフに強烈な違和感を覚えたのも、そういう点ですちょっと不満


「意味があるとかないとかじゃなく、戦争は1度始めたら、負けて全国民が奴隷になるのを避けるために、必死で戦わざるを得ないんだよプンプン

というのが、苛酷な現実なのではないかと思うので・・・ショボーン



で、そんな話と地続きと言っていいのかな?と思うのが、先日WOWOWの放送で観たこの映画ですね🎬⬇



解説

戦艦大和の建造をめぐるさまざまな謀略を描いた三田紀房による同名マンガを、菅田将暉主演、「ALWAYS 三丁目の夕日」「永遠の0」の山崎貴監督のメガホンで実写映画化。日本と欧米の対立が激化する昭和8年、日本帝国海軍上層部は巨大戦艦・大和の建造計画に大きな期待を寄せていたが、海軍少将・山本五十六はその計画に待ったをかけた。山本は代替案を提案するも、上層部は世界に誇示する大きさを誇る大和の建造を支持していた。山本は大和の建造にかかる莫大な費用を算出し、大和建造計画の裏に隠された不正を暴くべく、天才数学者・櫂直を海軍に招き入れる。数学的能力、そして持ち前の度胸を活かし、大和の試算を行っていく櫂の前に帝国海軍の大きな壁が立ちはだかる。菅田が櫂役、舘ひろしが山本五十六役を演じるほか、浜辺美波、柄本佑、笑福亭鶴瓶らが顔をそろえる。


キャスト

菅田将暉

櫂直


柄本佑

田中正二郎


浜辺美波

尾崎鏡子


笑福亭鶴瓶

大里清


小林克也

大角岑生


小日向文世

宇野積造


國村隼

長野修身


橋爪功

嶋田繁太郎


田中泯

平山忠道


舘ひろし

山本五十六


スタッフ

監督

山崎貴

原作

三田紀房

脚本

山崎貴


作品データ

製作年 2019年

製作国 日本

配給 東宝

劇場公開日 2019年7月26日

上映時間 130分

映倫区分 G


👆現在公開中の映画

「ゴジラ-1.0」

山崎貴監督作品で、同じく太平洋戦争を題材にしています。

この時代を描くのが、山崎監督は得意なようですねニコニコ

「ゴジラ」

とはまた視点の異なる作品になっており、なかなか見応えがありましたグッ


内容的には

戦艦大和誕生秘話

的な軍部での政治的な駆け引きの物語なので、冒頭の戦艦大和沈没シーン以外には、戦闘シーンはないのですが、違った意味での闘いがスリリングに繰り広げられており、非常に緊迫感のある物語になっていました💓

興味のある方は、詳しいストーリーは本編でぜひ、ご確認下さいませ🙇‍♀


まあ、ただこの作品も、ある意味、物語のオチが現代人の視点で語られちゃっているな・・・と感じたのが、何だかな~ではあったんですよねえー

全体のストーリー展開はよかったし、カタルシスも感じる内容だったんだけど、

【戦艦大和】

の建造者が、この戦争で大和に期待した役割が、

【日本人を目覚めさせること】

ってのがちょっと・・・ガーン

さらに言うと、この場合の

目覚める

ってのは、今、ハリウッドのポリコレ映画でよく物議を醸している

ウォーク

に近い意味なんですねダウン真顔


果たして、あの時代に生きた、しかも軍部の中心にいたような人物が、敗戦の結果がどうなるか(戦勝国からどんな非道な支配を受けるか)もわからないのに、

「この戦争の正しい負け方」

を考えた深慮遠謀なんぞ、はかるんだろうか?と🤔


全体的には本作はよく出来た作品だとは思ったけれども、そこだけは、ちょっと

欺瞞

という言葉が頭を過ってしまった私でした。申し訳ありません🙇