公演を制作する度に、次は何をどうしようかと考える。

いつも新しい何かを求めている。

新鮮な響きが聴きたい。

発見したい。

考えて、動いて、確かめて、ぐるぐる回って、何かを見つける。


新しい素材として楽曲は探すことはある。

ただ、それをどう料理するかはインスピレーションだ。

新しい響きは自分で見出すしかない。

ピカソが「探すのではない。見つけるのだ」と言っていたのと同じだ。


明日公演しろと言われれば、いつだって出来る。

但しそれは、何でも良ければ、だ。

何でも良くはないから、悩む。

たとえそれが手慣れた定番曲であろうと、プログラム上の必然がなければ入れられないし、常に改善を求めている。

新曲だけでなく、新旧レパートリー含めて全体のプログラムとして、納得したイメージが出来上がらないと、新しい公演だとは思えない。


Don't play what's there, play what's not there.  Don't play what you know, play what you don't know.  I have to change, it's like a curse.

-Miles Davis

そこに無いものを、知らないものを、求めている。

産みの苦しみで、喜びだ。


音響実験や創作をしている中で、結構ギリギリまで変更を繰り返していることもある。

気楽なスタンスも悪く無いが、楽して得られる喜びは、それなり。

本気にはリスクが付いて回るが、発見と前進はある。


そういう創作の現場で音作りをしたい仲間なら、いつでも歓迎する。

オーディションは、随時。