ツイッターにも載せたのですが、現在展示中の月展のなかからお迎え頂いた作品の小話を。
こちらは黒いマットが御座いますので、金の紙から少し蝶が浮いて見える部分もあって、影が楽しめます。
叢雲を表すため蝶部分の切り絵は濃い灰でグラデ着色。
蝶の真ん中は五行説を意識し、五角形です。
月のように丸ではなく卵型の金の枠に木の枝のデザインです。
卵型にすることで生命、木の枝は枯れていますが木の実を実らせることでそちらも生命を表しました。
月の満ち欠けと共に生きている命。
蝶の下のキラキラのところは英語でI love you と切ってあります。
夏目漱石の月が綺麗だねから連想しております。
角度によっては殆ど見えなくなるところがお気に入りです。
寒暖の差のある日々が続いておりますので、みなさまご体調を崩されませんように\( ˆoˆ )/