日本コカ・コーラ、日本IBM、(株)ポケモンの3社は、ポケモンのキャラクター「ベトベター」が飲料の空き容器を人工知能(AI)で自動的に見分けるリサイクルボックスを東京都内に設置しました。
「はらぺこベトベター」は、ペットボトル/ビン/カンが大好きなベトベターです。
お腹を空かせて色々な街に現れますが、神出鬼没で、いつどこに現れるのか誰にも分かりません。
大好物のペットボトル/ビン/カンを食べさせてあげると、喜んで鳴き声を出します。
食べたものによって反応が変わるので、もしかすると自分が何を食べたのかをきちんと理解しているのかもしれません。
「はらぺこベトベター」はお腹がいっぱいになると、他の街へと移動していくようです。
ベトベターの口にペットボトルや空き缶、空き瓶を入れると内部のカメラで認識。
日本IBMのAI「ワトソン」が画像の形状や色から区別し、種類ごとに違った鳴き声を出す仕組みです。
リサイクルボックスはサンシャインシティ(東京・豊島)のポケモン関連の店舗に設置されています。
空き容器は日本コカ・コーラが回収し、分別してリサイクルされます。
全国清涼飲料連合会の調査によると「飲料容器以外のゴミが出た場合、どこで捨てることが多いか」との質問に対して「自動販売機の横にあるボックス」と答えた人は53%。
リサイクルボックスは一般のゴミは対象外で、リサイクル作業の障害になるため、日本コカ・コーラなどは一連の取り組みで、資源の分別への意識向上につなげたい、との思いから「はらぺこベトベター」が誕生しました。
●情報元・画像元
日本経済新聞社
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