ゲームボーイ版「ポケモン赤・緑」は、ゲットしたポケモンを30匹までしか預けることが出来なかった……
ファミ通が2016年2月に行った石原恒和社長のインタビューが公開されました。
ポケモン20年目の秘話として公開された石原社長のインタビューによると、「ポケモン赤・緑」は、最初の仕様では捕まえたポケモンを30匹までしか預けることが出来なかったそうです

当時のカートリッジの容量では30匹が限界。
151種類のポケモンが登場するのに、31匹目を捕まえるときには【何か1匹を逃がさなければならない】という仕様になっていて、この問題を解決したのが任天堂の宮本茂氏。
データ容量の大きいカートリッジを特別に「ポケモン赤・緑」に採用するという方法により、ゲットしたポケモンを30匹までしか預けることが出来なかった問題を解決

データ容量の大きいカートリッジを採用するとゲームソフトの原価が高くなるという大きな問題があり、当時の宮本茂氏は取締役でもない任天堂の従業員の1人だったため、想像よりも難しい判断や上の人への交渉があったそうです

ポケモン赤・緑のリメイク版である「ファイアレッド・リーフグリーン」でも、ゲームソフトの値段を変えずにワイヤレスアダプタを同梱して販売するという、任天堂側がかなりコスト的に厳しい思いをしながらポケモンの普及に力を入れて来た経緯もあります
