ピカチュウ、名前が原因で出世を妨げられていた?

ヤーゴ・ピカチュウこと、グライビソン・イアーゴ・ソウザ・リスボア(Glaybson Yago Souza Lisboa)さん。
彼はブラジル・パラー州ベレン出身のプロサッカー選手です。
カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB・パイサンドゥSC所属。ポジションはディフェンダー。
幼少時から日本のアニメ『ポケットモンスター』が好きで、ピカチュウを愛するあまり登録名に“ピカチュウ(Pikachu)”を入れたそうですが、その名前が原因で交渉が決裂したとのニュースが流れています


●海外ニュースより(一部引用)
今月16日、パイサンドゥのDFイアゴ・ピカチュウはヴァスコ・ダ・ガマと3年契約を結んだ。
サントス、フラメンゴなどへの移籍を噂されたなか、23歳のピカチュウ選手が選んだのはロマーリオ、エジムンド、ジュニーニョ・ペルナンブカーノらを輩出したリオの名門。
2005年の加入以来10年間所属したパイサンドゥを離れ、名門での新たな船出に舵を切ったピカチュウ。
その個性的な登録名によりブラジルでもじわじわと知名度を上げているが、実はピカチュウという愛称は9歳の時に入ったフットサルチームのコーチが付けたものだ。
それは彼がチームで最も小さく、最も素早かったこと、ピカチュウの絵を描いていたことに由来するのだという。
この時のチームのコーチは全ての子供たちに愛称を授けていたようで、ピカチュウの3歳年上には“ガチョウ"と呼ばれた選手もいた。
ピカチュウは2012年、全国選手権3部でデビュー。この年いきなり6ゴールを決めると、サンパウロ州の名門パウメイラスが早くも接触を図った。
しかし、Jリーグでもプレーした元ブラジル代表セーザル・サンパイオがマネージャーを務めていたパウメイラスとピカチュウの移籍交渉は決裂する。
同じポジションの選手の加入が決まったことに加え、当時の会長は、「その名前の選手を雇うことは困難だね」と発言。
なんとピカチュウという名前が理由でビッグクラブへの移籍を断たれることになった。
しかしピカチュウはその後、ブラジルでは珍しくパイサンドゥ一筋で活躍を続け、今年、コパ・ド・ブラジルでフルミネンセ相手にゴールを決めたことから再び全国区の話題に上る存在となっている。
ピカチュウは「私はこの名前で偏見を受けたことはないし、むしろこの名前によってたくさんの繋がりができたと思っています」と語った。
ピカチュウさん、ピカチュウという名前が原因でサッカークラブとの契約が破談に

