


突然、何らかの原因で脳内が電気的興奮(ショック)状態になり、一時的に体の様々な部位が痙攣や硬直などを繰り返す、いわゆる発作の状態です。
100頭のうち2頭がなる意外に高い発症率で、
意識がなくなり全身がピクピク震える
突然倒れ、意識がないまま体が硬直する
口から泡を吐いたりヨダレが溢れ出す
などの病状が現れます。
てんかんを起こす原因はいくつかあり、
①脳内に異常は見られないけど、親犬からの遺伝でてんかんになるケース。
てんかんの7割が遺伝的要因で発作を起こす「特発性てんかん」。
普段は健康で、脳内を調べても異常が見当たらないのに、定期的にてんかん発作を起こすケース。
発作は1~2分でおさまり、その後は何事もなかったかのようにケロッとしているのが特徴で、命にかかわる心配はほとんど無いそうです。
②脳内の他の病気が原因で発作が起こるケース。
脳の外傷、脳腫瘍、脳炎、水頭症など、脳に異常が見られる病気が原因となって発作を繰り返す、「症候性てんかん」と呼ばれるケース。
発作が10~20分と長く続き、1日のうちに何度も起こる、緊急を要するケースで、坑てんかん薬による治療と同時に、脳の病気の治療も必要。
治療せずに放っておくと、発作を起こすたびに心臓に負担がかかり、危険な状態になることも。
※人間でいうと、全力疾走したマラソン選手がゴール直後に突然倒れ、そのまま亡くなるのと同じで、ものすごく心臓に負担がかかるそうです。
③季節の変わり目や、ストレス、興奮などが原因で発作が起こるケース。
うちのコナンがまさしくこれです。
脳内に異常は無く、親犬からの遺伝でもないケース。
春先に多く、季節の変わり目(前日との温度差が激しいとき)や、過度な興奮やストレスが原因で発作を起こすそうです。
発作は数十秒でおさまり、その後は何事もなかったかのようにケロリとし、命にかかわる心配はまず無いそうです。