突然の入院。


前回の退院から2日後。



入院して、

とりあえず採血と培養検査。

抗生剤の点滴を繋げました。



にっちゃんも入院のお部屋に入り、

わりと早く寝てくれたので

私も一緒に寝ましたショック



寝る前に、

来る予定だった訪問看護師さんに

メールで入院した事を伝えました。



私はそのまま寝ていると

驚いた訪看さんから電話がかかってきました。でも、私が寝ぼけていたので

気づいた訪看さんが

「ごめん!寝てたよね!ビックリして電話してしまったのよ。いいよいいよ、寝て!」

と言って

一旦電話を切りました。



めっちゃ申し訳ない

でも私寝ます

ごめんなさいえーん



と心の中で謝りながら寝ましたzzz



そして、昼頃まで一緒に寝れました。

その間に先生やリハさんが

見に来てくれていたけど、

2人が爆睡やったみたいで

そっと帰ってくれてたらしい。



申し訳ない

そして恥ずかしいショック



夕方頃に、担当した先生が来てくれて、

「培養検査、結果はまだだけど。何も生えてこないからウイルスでは無いみたい。」

「風邪かな?何だろうねどっか出かけた?」

「お兄ちゃん風邪引いてない?」


と色々聞かれましたが、

退院から2日しか経ってないし、

移植後の体だから

外出自体まだした事ないし。

お兄ちゃんも風邪引いてないし。


何だろう


疑問を残したまま先生は部屋から出た行きました。


にっちゃんもまだ熱があるし、

絶食で点滴のみ。

機嫌もとても悪い。

だけど、また夕方頃から寝てました。



お兄ちゃんどうしてるかな

学童かな



そうしていると、

主人が来てくれました。


「お兄ちゃんどうやった?」


主人「別に普通。でも、起きた時に居なくなっているのは辛いみたい。」


「そうなんやお兄ちゃんの側にいてやってな」


そう伝えて

にっちゃんの熱の原因はまだ分からないのを伝えて。

少しだけ、お部屋で過ごして。

学童へのお迎えの時間になり、帰って行きました。



そして、

にっちゃんが起きたからオムツを替えようと足を見たら、足首に赤い発疹が1つありました。


もしかして手足口病?」



そう思って、足の裏や手のひらも見ましたが、その1つしかありません。



そして一応ナースコールを押して

発疹の事を伝えました。



そして、夜。

当直だった先生が見に来てくれました。

その時には発疹が3つぐらいに増えていました。



先生

「この発疹で手足口病って断定は出来ないけど、可能性はある。赤ちゃんの場合、お尻にも出るからオムツ替えの時に見といて」


と言われました。




そして、先生は出て行きました。

その後、様子見。



一旦落ち着いた時に

訪看さんにメールしました。


熱の原因は分からない。

もしかしたら手足口病かも。

お兄ちゃんを置いてきてしまった。

緊急入院によって、お兄ちゃんに寂しい思いをさせてしまった。でも、仕方ないよね。



と長いメールを送ると

直ぐに電話がかかって来て



「大丈夫?って大丈夫やないよね。ちゃんと泣いてる?泣いてないやろ?泣きいや!泣かないかん。我慢したらいかん!泣きいや」



そう言われて

わんわん泣きました。


辛い

にっちゃんも心配やし

お兄ちゃんが泣いてた。

でも、にっちゃんを理解してくれてるから、

我慢するしかなくて1人で我慢してる。

私は何もしてやれない。

まだ7歳やのに。

こんな寂しい辛い思いをさせたくない。



そう言って

訪看さんに電話で泣きつきました。



そしたら訪看さんから

「自費になるかもしれんけど。自分でヘルパーさんを雇って、病院に入ってもらうのは出来ないんかな?3時間でも。変わってもらえたら、お兄ちゃんと晩ご飯だけでも食べる時間作れるんやない?

そりゃ緊急入院の度に、こうなるばっかりはお兄ちゃんに良くない。

1度考えてみよう」


と言って下さりました。



自費でも何でもいい。

入院になっても、

私をにっちゃんとお兄ちゃんとで

半分こにしたい。

にっちゃんばっかりじゃなく、

入院していても、お兄ちゃんと私との時間を作りたい。

じゃないと、いくら優しいお兄ちゃんでも、

にっちゃんに嫌な気持ちを持つかもしれない



そう思って、

訪看さんの提案を受けて、

どうしたらいいか相談しました。



「ちょっと考えてみるから、返事は直ぐやないけど待ってて。」



と言って電話を切りました。



そして、その後。

オムツを替えたら、

お尻に赤い発疹がたくさん出てました。



看護師さんに伝えて、

当直の先生にも見て頂いて。

「手足口病」が確定しました。


そして、

きっとそれは前回の入院の時の

院内感染だろうと



院内感染って、

結構あるんですよね。


実はにっちゃん、

GCUにいる時に、移植の転院前に院内感染をしてるんです。

小児病棟にいる今でも、

にっちゃんは移植後なのでお部屋からは出れません。外出禁止。


GCUの時には1月なのでインフルエンザ。


直ぐに予防薬を投与してもらいましたが、

38度まで熱が出て、

隔離室に移動して、家族も面会制限がかかり

5日間程会えませんでした。


でも、隔離室はマンツーマンの看護になるので常に看護師さんが部屋にいます。


うちは、重篤な状況になってないので

毎回「仕方ないよね」と思っています。


GCUの時は看護師さんからでした。

でも、看護師さんのほとんどはママさん。

みんな小さな我が子を保育園や祖父母に預けて、患児ちゃんの看護をしてくれてます。

交代だけど24時間。

夜勤もしてくれます。

我が子と夜離れて、患児を看護して下さっている事に

ずーっと「凄いな〜」「有難いな」

「みんなが居なかったら、この子達の看護してくれる人がいないよな〜」と思ってました。


だから、お子さんから病気を貰うって。

すごく普通の事。

気づかないのだって仕方ない。

だから、にっちゃんがインフルエンザに感染しても、病院の中にいるから大丈夫と思って。会えないのは寂しいけど、インフルになった看護師さんが、タイミング的にも気にするんじゃないかと心配でした。

その看護師さんにもお子さんが2人いらっしゃるから、ママがインフルなんて大変。

本当に気にせず、ゆっくり休んでもらいたかったです。


今回の手足口病も、

誰かとかは分からないけど。

とにかく早く処置出来たし、

お熱も翌日には下がっと、口内炎は出なかったので軽度で済みました。



翌朝、

回診に来た主治医の先生は

「手足口病だって?うーんショックです」と言って、部屋を出て行きました。


先生は胸の奥に子どもへの愛が溢れている人なんですが本当に不器用で伝わりにくいんです。でも、本当はとても患児の事や兄弟の事をすっごく考えてくれてる人なんです。


なので、元気になって退院したのが嬉しかったのに院内感染で入院になったのがショックなんだというのが、背中から伝わりました。

丁寧な言葉をかけれる人じゃないし、

気休めなんかも言わない、クールな先生だけど。最近はにっちゃんに対する愛が伝わるので、私は先生が主治医で良かったと、

心から思ってます。