翌日は主人が帰って来てから

少し主人とにっちゃんの時間を過ごしてから病院に戻るようにしてました。





夕方まで、

本当に普通の1日を過ごしました。

お出かけする事もなく、

特別お祝いをする事もなく。

だけど、

そこににっちゃんがいるだけで、

みんなが笑顔になり、

幸せに包まれました。


泣いたら直ぐに抱っこしてあげれる。

可愛いおててを直ぐに握る事が出来て、

笑い声が聞こえて。

可愛いほっぺにいっぱいチュウ出来て。

いつでも抱きしめれるし、

にっちゃんの匂いが心地よくて。





普通の事が

とてつもなく幸せな気持ちになれました。





普通に生まれて

健常だと気づかなかった。

大変な病気だったし、

障がいも残ってしまったけど。

気づく事もたくさんあった。

多くを求める事よりも、

楽しく過ごせる事がどれだけ大切か。





どんな体でも、

家族で笑って過ごせるだけで、

こんなにも幸せだという事に気づけました。





そして、主人が帰ってきて

少しにっちゃんとの時間を堪能してから

病院に戻りました。

両親も実家に戻りました。





にっちゃんは病院に戻ると

お家よりも

「そうそう、ココ。僕の場所」

と思っているのが分かりました(笑)




切ない。




そりゃそうだ。

18ヶ月、生まれた時から病院だから。

家族と一緒に生活するのも、

お家があるのも知らないからね。




病院に戻った日は

いつもの日常に戻り、

夜はぐっすり寝てくれました。




次の日の朝、

主治医の先生が

「ご自宅はどうでしたか?にっちゃんの体調は変わりなしですか?」と。





私は「めっちゃ楽しかったです!ありがとうございます。体調も変化もなく、夜もぐっすり寝てくれました。」と答えたると







「そうですか。じゃあ退院しましょう!

日程はまた決めますが、今週には退院でいいと思います!」







「やったー‼️‼️‼️‼️‼️

にっちゃーん‼️遂に退院やー‼️よう頑張った‼️ホンマ、よう頑張った‼️偉かったよ〜😭18ヶ月も入院して‼️

にっちゃん、お家に帰ろう‼️にーにが待ってるよ‼️

先生、ありがとうございます‼️本当に本当に、ありがとうございます‼️





「長かった〜」と思うと

18ヶ月がフラッシュバックして、

涙が溢れました。





そして

週末の退院が決まりました。