初めての外出はお天気も良く、

にっちゃんもニコニコしてくれて。

たった10分程でしたが、

家族にとって最高の時間が過ごせました。



これが普通の毎日になったら

どんなに幸せなんだろうラブ


そんな幸せな毎日も、

今は夢の話でも先の遠い話でもないんだ。

本当にこんな日が来るのか。

嬉しいおねがい




転院に向けて

入院していた医療センターとこども病院とで、転院するにあたっての受け入れ体制の話を、双方の主治医同士でまとめてくれました。



にっちゃんは

鼻チューブ(胃管NGと腸管ED)

カテには24時間プログラフ(免疫抑制剤)

と三台の点滴ポンプを使ってました。



プログラフを内服薬に変更してもいいぐらいに体調は順調でした。



医療センターからの回答は

「今のまま転院して来ても大丈夫ですよ!

にっちゃんの体調に無理がいかないように帰って来て下さい。

あと、受け入れはGCUじゃなく小児病棟です。」



小児ガン病棟に3カ月いて、

正直、今からGCUに戻るのは

これだけ小児病棟で発達刺激を受けていたので、にっちゃんにGCUは環境が静か過ぎると思ってました。


回復も順調だし、

もう少し付き添い入院をして、伸びてきている発達を刺激してあげる方がいいと思っていたので、小児病棟への受け入れで安心しました。



医療センターのGCU

小児病棟の中にあるので、看護師さんたち

みんなには会えるので。

GCUからの退院は叶わなかったけど、

今のにっちゃんにとってベストを尽くす為。





そして日程が決まりました。

GW明けの59日。




移植から約2カ月での転院が決まりました。




超スピード回復です。 




そして転院は医療センターから

救急車がお迎えに来てくれます。



先生に

「同行の先生は誰が来るか決まってますか?」



と聞くと

「いや、それは聞いてないですキョロキョロ」と。


私「医療センターの主治医の先生かな?」


先生「それは無いです真顔



私はそれまで知らなかったんですが。

主治医の先生が

とってもとってもお偉いさんだったようでチーン



田舎なので、お偉いさんでも

普通に主治医も外来も当直もするんです。

私たち患者側には

お偉いさんかどうか分かりません。



移植で入院してる時に、

血内の部長さんが、とても気さくな方で

よくお部屋に来て世間話をする方だったんですが。

部長さんにも

「医療センターの主治医の先生が来るかな?と思うんですが」と聞くと



「無い無い無い(笑)それはね、絶対無いよ(笑)来ないと思います笑い泣き



と言われ。

「どんだけお偉いさんやってん滝汗



と、どの先生にも「来ない」と言われました。




そして転院が決まって数日した時に

医療センターの主治医の先生から私の携帯に電話が入りました。



要件は救急車で行くからETCカードを主人に持って来てもらいたいという話でした。



私は了解をして

「先生?お迎えは誰が来るか決まってますか?」と聞くと。



先生「僕です。僕が迎えに行きます真顔



私「うわぁ!ありがとうございます爆笑

宜しくお願いします!にっちゃん頑張ってるんで楽しみにしてて下さいね!」



と言って電話を切って、

すぐに病棟に戻ってステーションにいた担当医の先生に

「さっき〇〇先生から電話があったんやけど、お迎えに〇〇先生来るって言うてました!」と伝えると



「えっ‼️〇〇先生が来るんですか⁈お母さんそれ誰から聞きました?」


私「え!本人です」


「えー‼️嘘ー!分かりました。来られるんですね!凄いー!」




どんだけ凄い人やねんゲッソリ




と、こっちがビックリするぐらい。


それから来る先生、来る先生に

「お母さん、本当に〇〇先生が来るんですか?〇〇先生がおっしゃったんですか?」


と確認に確認を重ねてました。



何だかよく分からないけど、

「〇〇先生、来てくれてありがとう照れ

という気持ちでいっぱいでした。




そして転院前に血内のトップの先生からお話しがあると言われました。



何やねん何やねん

なぜトップの先生出てくるねん

怖い怖い



と思い、

移植した人みんなトップの先生から話を聞くのかと思って看護師さんに確認したら、

「いや聞いた事ない。にっちゃん転院やから?」と言われて。


担当医の先生にも聞いたら

「まぁね。にっちゃんはVIPだから(笑)」

と冗談を言われて。



恐る恐る

面談に向かうと



「移植上手く行きましたね!一応、これでこちらでは終了ですが、定期的に外来には来てもらいたいです。」



というお話しでした。



普通の話やん滝汗

何でわざわざガーン



今になって思えば

全ては医療センターの主治医の先生の患者だからという事なのかなと思いました。






大人の世界ガーン



そしてにっちゃん…

あなたは本当に人徳を持っているのね。

素晴らしい。

それは、あなたのその体だからこそだね。

その体で生まれてきた事を楽しんでいるみたい照れ