記憶を辿ってブログを書いているので、
忘れている部分も多くあるのですが。
検査をして1つ嬉しかった事がありました。
それはMRIの検査。
MRIは2回目です。
1回目のMRIで孔脳症が見つかりました。
そして今回。
夜に先生がベッドの所に来ました。
「お母さん、にっちゃんの脳の事はどこまで聞いてますか?」
と聞かれ、一瞬とても不安になりました。
「孔脳症と聞いてます。生まれた時に脳内出血をしてしまって、血が止まらなくて。血が回らなかった脳の一部が壊死して、壊死した部分はもう吸収されて無くなっているって聞いてます。左脳の方なんで、麻痺が出るなら右半身って…聞いてます。」
と答えると
「あっ、もう全部お聞きになっているんですね。そうなんです。そこはお変わりないんですが…周りの部分の脳ですよね。
キチンと成長してました。体は小さいですが、脳の成長はキチンと1歳半の形をしていました。」
私にとってはコレがとても嬉しくて
泣いて喜びました。
思いもよらない検査結果でした。
というより、移植の為にMRIをして
そんな検査結果を教えてもらえるなんて、
考えても無かったし
体も小さいし成長もゆっくり。
寝返りも出来ない。
脳性麻痺もある。
なので、周りの脳がそんな正常に成長しているなんて…。
何というか…
今まで普通が無さ過ぎて
本当に周りの脳が補うように成長しているなんて…
それが分かるなんて。
「棚からぼた餅」?
なんと表現して良いのか分かりませんが
とにかく凄く嬉しかったです。
もう嬉し過ぎて
泣きながら
「にっちゃん凄いねー!偉いよー!
カッコいいよー!」と褒めていたら
先生がにっちゃんの頭を撫でながら
「そんなの当然だよ〜何言ってるの〜と本人は言うと思いますよ(笑)」
と言ってくれました。
私には今まで当たり前が当たり前じゃなかったから、嬉しかったんです。
それと先生の気遣い。
先生が当然だと言ってくれた事も。
小さい事かもしれませんが
私にとっては
嬉しい検査結果でした。