にっちゃんの体にカテが入れば
後は採血も輸血もカテに繋げば完了です。
痛みからようやく解放されました。
そして、主治医の先生から
付き添い入院についてのお話がありました。
「毎日付き添い入院をする事自体は何ら問題もないのですが、にっちゃんの場合これから移植が控えています。
BCRに入ると付き添い入院が出来ません。
なので、移植までのこの期間に看護師さんとにっちゃんがお互いに慣れていて欲しいのです。
また、自宅にお父さんとお留守番をしているお兄ちゃんもいます。
もし、可能であれば週末に3泊とは言いませんが、1泊でも構わないのでご自宅に戻られて我々ににっちゃんを任せて頂きたいんです。
そうすると、お兄ちゃんにとってもお母さんとの時間が過ごせて、気持ちも少しは違うと思います。
そして、お母さんも休まないといけません。必ず皆さん倒れます。絶対です。
そうなると、にっちゃんもしんどいです。
なので、心配かとは思いますが…ご自宅に戻ってお休みする。お兄ちゃんと過ごす事が、巡り巡ってにっちゃんの為になりますので、ご検討をしてみて下さい。」
私も母も先生がそう話し部屋を出た後
「もう、ごもっともだよね…そりゃそうやね。にっちゃんは今までGCUにいたし、ママがいる事が当たり前になる前に今週末に帰ってみようかな…お兄ちゃんも喜ぶやろうし。」
母は
「まぁ、昼間は少しの時間だけ来てあげるからアンタは心配せんと帰り」
こうして、
突然、週末に帰る事になりました。
電話で主人に伝え、お兄ちゃんにも伝えると
お兄ちゃんは大喜びでした。
そして2泊帰る事にしました。
自宅に戻って、お兄ちゃんと過ごし
主人が出来ていなかったであろう家事を済ませ
(出来ていない事が多過ぎて、やっていないとしか思えない…という気持ちを押し殺して💢)
再び病院へ戻りました。
私が居ない間は母が来てくれていたり、
NICUの時の看護師さんが会いに来てくれていました。日中は看護師さんと過ごしていましたが、人が居なくなると泣いていたそうです。
入院してから約2週間ですが、
この2週間の間に、にっちゃんは既にママがいる事が普通の日々になっていたようで、抱っこじゃないと寝なかったりと
看護師さんと慣れなければなりませんが、お仕事をしながらの看護師さんにとっても四六時中は無理なもので。
さすがに、深夜には眠剤で寝かせてもらったそうです。
にっちゃんもそれで寝れたら疲れも取れるし、お互いに眠剤で良かったと思いました。
病棟に着いて
私がバタバタバタっとお部屋に入り、
にっちゃんに「にっちゃーん‼️」
とベッドの中に顔を突っ込むと
私を見るなり
口をへの字にして
「ふむ…ふむ…ふむ……うわーーーん‼️」
と大泣きしました。
「ママ何処に行ってたんだよ‼️」
「僕寂しかったんだよ‼️」
「何だよ‼️何で居なくなるんだよー‼️」
という怒りが手に取るように分かり
「偉かったねー!頑張ったね!」
「ママ、にーにに会いに帰ってたんだよ!」
「ありがとうね、寂しかっね!」
「ママも早くにっちゃんに会いたかったよ!」
そう言って抱っこしてあげると
「もう僕絶対にママと離れないから…」
と言わんばかりに
ぴったりとくっついてきました。
にっちゃんは感情表現もとても上手で
甘える事も色々と心の成長が見えました。
体はまだ4500gしかないけど、
心はしっかり成長してくれていました。
そして、移植前処置の前に
更に全身状態を検査しなければなりません。
手術の際に骨髄検査、髄液検査は終わってます。髄液検査は問題無し。
骨髄検査は前回と変わらずです。
ブラストの数値も大きな変化は無かったです。そこは何となくホッとしました。
そんなに進行してなくて良かった…
あとは、
前回の検査入院でレントゲンや心エコーは済ませてます。
なので、腹部のエコー、再度心エコー、MRI
が残ってました。
これら全ての検査を終えたら、
主人と揃っての面談。
そこで、詳しい日程も決まります。
こうして週末は私が自宅に帰ったり、主人とお兄ちゃんがこちらに来たりと。
週末は私が居ない時間を過ごすようになりました。