カテの手術はオペ室に入って

出てくるまでに約2時間。


安静室に戻ったら

持たされているPHSに連絡が入ります。


それまでは何処にいても自由。


何処も行く気にならないね

母と言いながら部屋に戻りました。

部屋に戻ってもベッド自体無く

何か変な感じです。


更に時間が経つのも遅く感じます。



丁度、お向かいのベッドのお子さんとママが居たので

「何かそわそわするわお子さんと遊んでもいい?」と聞いて

ベッド越しから少し遊ばせてもらいました。


Mちゃん親子同様、

こちらの親子さん(Gちゃん)とも、

とっても仲良くさせて頂きました。


今もほぼ毎日LINEしてます。


次のブログで

このGちゃん親子との出会いや

Gちゃんのダウンちゃんという個性と

その可愛さ、愛らしさについて

書きたいと思います。



そわそわしながら

Gちゃん親子とお話しをさせてもらいながら

時間が経つのを待っていました。



すると、

新生児科の時の主治医の先生が

部屋に来ました。

ただ、とてもたくさんの先生を連れて来るので私は何事かと思って



「先生!えっ?何なに?どうしました?」

と聞くと


先生

「今新生児科の回診中で、にっちゃんが入院してるってお話しをしてみんなで来ました。」


先生

「えーとにっちゃんは今?」



「先生にっちゃん今手術中よ


先生

「あ〜そういえばカルテに書いてました〜やってしまった〜」




部屋にいた人、全員爆笑🤣




回診なので

新生児科の部長さんから全員が

血内に来てます。

お時間も手間も取らせてしまっているのに

本人が居ないという

更に違う病棟への回診なんてほぼ無いです。




何事かという雰囲気を漂わせながら

まさに、やらかしました(笑)




先生

「すみませんまた日を改めます




と言って肩を落として帰って行きました。




本当に良い先生なんです。

こんな所がきっと周りの先生方に可愛がられる性格なんだと思います。




私と母は

「わざわざ部長さんに、にっちゃんがいるから行きませんか?と言ってみんなで来てくれるなんて、なかなか無いよ。

にっちゃんは本当に人に恵まれたね。

あんなに良い先生達に助けてもらえて良かったね!

だけど、主治医の先生まだ1番下やからさホンマにやってしまったやね

あんなに上の先生方を、自分が先頭で部屋まで案内してきて本人おらんってね

今頃、総ツッコミに合ってるやろうね(笑)」



と、ソワソワしていた気持ちが

一気に抜けて緊張も無くなりました。





先生

間違えてくれてありがとう(笑)






そして母と

「何か今ので緊張が抜けて、お腹空いて来たね。今のうちに食べとこうか?」



と話して

お部屋の人に

「ご飯行ってきまーす」

「はーい、行ってらっしゃーい」



と言って

お部屋を出ると




「今、オペ室から連絡あったよ!お迎えに行こう‼️



と看護師さんに言われて

私と母と看護師さんで行きました。




ドキドキしながら安静室に行くと

にっちゃんは麻酔から覚めてギャン泣きしていました。



オペナースさんが必死であやしてましたが

全然泣き止まずに



「ここどこだよー!」

「怖いよー!」

「ママどこだよー!ばあばどこー!」

と怒り泣いてます。



直ぐににっちゃんをもらい、

にっちゃんお気に入りの

にっちゃんタオル渡すと、お口でもふもふして

ようやく落ち着きました。



目覚めてはいるけど、

まだ意識は朦朧としているので、

お部屋に戻って少ししたら寝ました。




首元と胸にガーゼとテープ。




「頑張ったね本当によく頑張ったよ!

1人で怖かったね1年3カ月、よく頑張った!

もう大丈夫だよ!コレでこれから痛い事無いからね!」



と、母といっぱい褒めて

いっぱい抱きしめて。




無事に

にっちゃんの体にカテが入りました。