1月29日に入院して
2月6日にCVカテーテルの手術が決まりました。
抗ガン剤治療をするには
カテの挿入は必須です。
抗ガン剤というのは、とてもキツイお薬なので採血の様に手や足の細い血管に入れると皮膚が壊死します。
なので、心臓に近い静脈にカテを入れます。
(そんな説明だった気がします…記憶を辿っているのでニュアンスの違いがあるかもしれませんが…)
先は2本あり、白の点滴用と赤の採血用。
それが胸から出るコトになります。
このカテさえ入れたら、基本的には針刺しの痛い事はありません。
初めての手術。
とても心配でしたが、1年3カ月の間ずっと輸血の度に針刺しをしていて。
調子がいいと5日に1回。
何か悪くなれば、
それ以外に注射などをしてきて。
生まれてからずっと痛い事をしてきたので、
「これでもう痛い事無い」
と思うと安心する気持ちも大きかったです。
だけど、我が子の胸にずっとカテが挿入している姿を想像すると、
胸が苦しくなりました。
すると、うちよりも先に
Mちゃんがカテを入れる手術をしました。
2日か3日ぐらいしてから私が
「なぁ、カテどう?もう痛ない?」
と聞いたら、ママが
「もう全然大丈夫やで!見る?テープ貼ってるけどね」とMちゃんの胸のカテを見せてくれました。
テープの上からだけど、
テープも簡易だし、想像よりもシンプル。
「もしかして、ちょい太めの点滴が入ってるような感じ?」
と聞くと
「そうそう!何か全然大丈夫やで‼️」
もう、本当に安心しました。
同じ病気の仲間に支えてもらえるって、
こんなにも心強いものかと
心から実感しました。
同士がいるって心強い!
ここに来てよかった。と思いました。
そして当日。
1月29日から私の母が毎日来てます。
生まれてからずーっと心配をかけてきたので、母には
「手術の日は来なくていいで。にっちゃんが麻酔で寝てるんとか、傷が出来て戻って来るの見るの辛いやろ?」
と言うと
「今更そんなもんない!あの時死ぬと思ったんや。そんな手術なんてどうて事無い!来る。」
そう言ってくれました。
母はきっと私が心配だったんだろう。
精神が崩壊した私を見てきたから、
母はきっと、
移植の時は絶対に自分が私に付き添うようにしようと決めていたんだと思います。
その後も
母が入れる所には断っても断っても
入って来てくれました。
私が自分を心配しているのも、きっと分かっていたと思います。
そして、私が本当はそんなに強くもない事も。母である自分が側にいてやる事で、私を支えれる事も分かっていたと思います。
本当に助かりました。
私はママだから。母には心配かけれない。
私がやらなきゃ…と思っていたけど、
だけど本当は怖いし…。
手術室には、母と私でにっちゃんを抱っこして行きました。
手術室に入る前の安静室まで一緒に入れます。
そして、そこからはオペナースさんに
にっちゃんを抱っこしてもらいました。
「では、お預かりしますね。」
もう、怖さと心配が爆発している私と母は
「お願いします、お願いします…」
と言って号泣しました。
「あ〜…変わってあげたい。何で変わってやれんのやろう…生まれてからずっと思ってまうわ。何でにっちゃんばっかりなんやろう…私やないんやろう…」
と泣きながら母に言うと。
「しゃーない。それはにっちゃんが決めた事なんや。それでも生きたい子なんや」
そう言って、お部屋に戻りました。