今回にっちゃんが入院した病棟は

前回の検査入院の時とは別の

血液腫瘍内科の病棟です。


こちらにはBCRという

移植の時に入る無菌室があります。

ここは病棟自体がクリーンルームと同じ無菌病棟なんですが、BCRは更に管理されている無菌部屋です。

無菌病棟なので、抗ガン剤治療中で血球が下がっていてもプレイルームで遊べます。


大部屋も、だいたい年齢も揃えているので、

34歳の子達のお部屋は夜みんなでお着替えしていたり。

ベッドの中に立って(ホントはダメなんだけど、子どもはやっちゃいますよね)

ヘンテコなポーズを取ってお友達と笑っていたり。


お兄ちゃん部屋になれば、

4人で通信でゲームをしては、

「ぅおおお〜‼️」と絶叫しながら遊んでます。


みんなもちろん脱毛してるので、

闘病中なのは一目瞭然なんですが。

子どもは抗ガン剤が入った時は嘔吐や下痢をするそうなんですが、落ち着けばみんな

「遊びたいー‼️

「プレイルーム行きたーい‼️

「保育士さーん‼️

「看護師さーん‼️

と普通の幼稚園児と同じぐらい元気です(笑)



この光景には毎日どれだけ元気をもらえていたか。

この子たちのキラキラした目を、

大きな声でみんなで笑っている声も。

もっと世間に見てもらいたいって思うほどでした。




そして

にっちゃんは1歳なので、

赤ちゃん部屋です。

だいたい3歳未満の子たちの大部屋でした。



入院して手続きやら、にっちゃんの栄養管理の事やベッド周りの整頓などをして。

ようやく落ち着いた時に

周りのベッドの方にご挨拶出来ました。





何というか、もう奇跡の出会い

というのか




お隣の方は

3歳の娘ちゃんに可愛いママ。

(以降Mちゃんと、Mちゃんママ)


Mちゃんママからご挨拶をしてくれて、

挨拶しても、めっちゃ感じが良くて。

歳も近そうだし、仲良くなれたらいいな〜と思ったら

Mちゃんママの方から

「ウチ移植するんです」

と言って下さって、

「ウチもです!!」




そこから、

子どもの今までの経緯やどんな病気かの話をしました。




初めて

「同士」に出会いました。

血液の数値やら障がいの話をしても、話が通じるしビックリしてもただそれだけ。

「えー!そうなんかいや〜でも可愛いラブ

て言ってくれる(笑)



病気や障がいに感情が奪われる事無く、

目の前にいるにっちゃんの全てを受け入れてくれる素敵なママでした。




ママがそんなママだからMちゃんも

「赤ちゃん見たい!」て言ってくれるし、

お鼻にチューブが入っていようと、

戸惑う事なく「可愛い〜」て言ってくれる。




Mちゃん親子に出会えた事が

付き添い入院をする私には癒しでしたおねがい





朝起きてカーテンを開けると

「おはよーニコニコ昨日寝れた?」

から始まる1日。



これから始まるのは大変な治療なのに

私には楽しい1日の始まりになりました。