1月29日までに
とにかく体重を増やしたい!
体を大きくして、
移植に耐えれる体力を作っておきたい!
と、ありとあらゆる事をしましたが
検査入院から帰ってきて
十二指腸までいれた栄養チューブと
胃管チューブの両方使っても
体重が全く増えなくなってました。
減りもしないけど、
栄養を上げても体重が増えないって事は
カロリーを消費しなければいけない事が体内で起きているのか、
もう体が限界なのか…
と私は思っていました。
先生は「何でか分からない」と言ってましたが…
きっと限界なんだろう…
やっぱり移植のタイミングだったんだ。
夏休みまでなんて
持つような体じゃ無くなってるんだろう…。
何となくそんな気がしてならなかったのです。
なので、移植をしたら
体重は増えるようになるハズ…
とも思ってました。
そして1月29日。
移植に向けての転院です。
朝9時に出発。
病棟へは朝8時20分には集合。
GCUへ行くと、
新生児科の主治医と、
長期受け持ちだった看護師さんが同行して下さると聞きました。
パパとお兄ちゃんもお見送りに
一緒に来ました。
私も泣くのを我慢していたけど、
目には涙が溜まっていくし。
それを見たお兄ちゃんが
「ママまた〜?もう、僕だって頑張ってるんだからママも頑張って!」
と言って
私を励ましてくれました。
お兄ちゃんと離れるのは
本当に本当に辛くて寂しかったです。
そして、にっちゃんと病棟を出る時
医療センターでは入院してないNICUの看護師さん、GCUの看護師さん、先生方と…
病棟にいる人全員が見送ってくれました。
看護師長さんから
「本当は全員、救急車まで送りたいんよ!だけど、他の赤ちゃんいるからここまでね!
みんなずーっと応援してるからね!
お母さん、無理しないように!
みんなで帰って来るのを待ってるからね!」
と言われて
みんなに
「にっちゃん頑張ってきてー!」
「頑張れるよ!信じてるよ!」
「遠い場所だけどパワー送るからね!」
と言われて全員に見送られて
病棟を後にしました。
緊急車両用出入り口に行き
ストレッチャーを準備している間に
家族4人の写真を撮ったりして。
そして、
お兄ちゃんを
ぎゅーっとぎゅーっとぎゅーっと
抱きしめて
救急車に乗り込み
出発しました。
出発。
いよいよ始まる。
移植というファイルステージ。
絶対にやっつけてやる。
にっちゃんのこれまでの頑張りと
お兄ちゃんの頑張りを無駄になんかしない。
何があっても私が守ってやる。
私が跳ね返してやる。
病気になんか負けない。
絶対に治してやる。
にっちゃんとお兄ちゃんの笑顔を
病気になんかに奪わせない。
私が2人の笑顔を守ってやる。
移植は怖い。
だけど、もうその怖さに目を向けるのでは無く
その先の光を目指すんだと。
にっちゃんには数えきれない程の
応援団がいるし
みんなからのパワーがあるから
大丈夫。
とポジティブシンキングで転院しました。