移植に向けて

いろんな話し合いが設けられるようになりました。



にっちゃんの体重がまだ4000g無い事。

だけど、年齢は1歳を超えている。

赤ちゃんの移植であっても、

理想は1歳を超えていてほしい。

尚且つ、最低でも8キロは欲しい


というのが

医療センターの血液の主治医からのお話でした。


なので、にっちゃんのような体は

移植がどうダメージが出るのか分からない。

また、輸血を1年以上してきている。

輸血による抗体が出来ている可能性が高い。

臍帯血に対しての抗体が出来ていると、

大変なことになる。



そして、まだガン化していないので、

ガン治療はしなくて

移植のみが理想だろう


更に

モノソミー7 の細胞も7番の染色体は

ほぼ全て欠損しているだろうから、

とにかくガン化する前に移植をしたい。



1歳は超えてるけど、

とにかく小さい。

更に進行が早い。



にっちゃんには時間がありませんでした。




私も主人も

とにかく早く。

早く移植してほしい。

にっちゃんを失いたくない。

家族4人で生きていくんだ



とは言っても後戻りも無し。

不安がっても、くよくよしても

やるしかないのです。

 


私たちは

1年間という原因不明の期間を経てきました。

原因不明も分からないまま、

とにかく輸血をしてきました。


それが移植によって治るのです。



色々と考えると

このタイミングだったんだ

と思うのです。




生まれて最初の骨盤検査で、

もしモノソミー7になっていたら

1700gで移植なんか出来ないし、

ガン化してきっとダメだった


1歳になるまで原因が分からなかったからこそ、少しでも大きくなれた。

血小板も下がるのに、

出血傾向が無かったのは、まだ体が対応出来たんだろう


どうなるかは分からないけど

小さいけど

にっちゃんは1歳だ。

小さいけど離乳食も食べてる。


きっとベストなタイミングで

染色体異常に変わり

ベストなタイミングで

移植の準備に入っているんだ。



きっとにっちゃんが選んだ生きる道。

大変な治療を頑張ると決めた

そのタイミングが来たんだと。


だったら私は

絶対に一緒に乗り越えてやる。

その時は絶対一緒にいて、

苦しい時はずっと抱っこしてあげる。

辛い時もどんな時も、

必ず一緒にいてあげる。

私は変わってあげれないけど、

側にいてあげる事しか出来ないけど。

ずっと側にいてあげよう。

ずっとずっと抱きしめてあげよう。


私のパワーがあげれるなら

全部あげる。

とにかく生きて欲しい。

生きて

お兄ちゃんと一緒に笑いあって欲しい。

お腹抱えるぐらい笑って欲しい。

それで、幸せだと感じて欲しい。


私がにっちゃんを幸せにしてやる。



もう、ネガティブな私は

どっか遠く遠くの知らない所に

飛んで行きました。