起業 | 会社設立後３年で廃業？なぜそうなるのか・・・

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会社設立お悩みアドバイザー

江戸川区葛西駅前の

司法書士・行政書士の桐ケ谷淳一です。

●会社設立後3年後に廃業になる理由とは？

以前、会社設立のハードルは低くなった
ということをブログに書きました。

「これからの起業 | 会社設立はハードルが低くなりましたが・・・」

実際、会社設立後3年で廃業する
会社も増えています。

会社法が変わり起業しやすくなったのも
影響しているからかもしれません。

会社法になって会社がつくりやすくなった理由

・資本金の要件が緩和された。
（１円でもできるようになった）
　平成１８年の会社法改正前までは、
　　株式会社は１，０００万円
　　有限会社は３００万円
　の資本金が必要でした。

・払込保管証明書が不要になった（発起設立の場合）
　　まずは取引をする銀行を探さないといけなかった、
　いきなり会社を作りたいと銀行にいっても
　口座を作ることが難しかった。
　　また、払込金保管証明書が出るまで数週間かかった。

今は、資本金は１円でもできるので

気楽にでます。

（資本金が少ないと社会的信用の問題は

ありますが・・・）

発起人が資本金を払い込むのは、

発起人の通帳に入金すればいいので、

会社設立自体、ハードルが低くなりました。

本当に会社は容易に作れるようになりました。

その裏返しとして、すぐに廃業に追い込まれる
会社も多いという現状があります。

会社を作ったが、市場や社会情勢を考慮して、
会社から個人事業主に規模を縮小する
戦略もないわけではありません。

そういう戦略的なたたみ方ならまだしも、
大方の場合、事前の準備も
ほどほどにしかせず、ただ単に
会社を作っているケースが結構多いという

現状があります7。

ただ単に個人事業主と比べて

税金が安く済むから計画もなく
会社を作るということも要因
かもしれません。

起業するというのは、
自分にとって本当に一大事だと
いう認識が薄い気がするのです。

起業すると心に決めた時には
以下のことをよく考える必要があります。

・何の事業をして儲けようとするのか
・いつまでに開業するのか
・資金がどれだけ必要なのか
・事業を開始したあとの資金繰りをどうするか
・開業する日から逆算し、今から準備しておくことは何か

今の仕事を辞めてから考えればいいや
と思っているのであれば、正直起業しても
事業はうまくいきません。

辞める前に周到な計画を立てておくことが
本当に重要です。

その周到な準備が出来ていないから、
会社設立後3年でたたんでしまう
結果になるのです。

もう一度書きます。
会社設立の資本金要件が緩和された分、
起業は本当にしやすくなりました。

「起業に対する熱意・想い」
そしてなにより大事なのは
「周到な準備」

本当に自分がこの事業で儲けるには
どうすればいいかを必死に考える。

それが大事なのではないかと思うのですが、
いかがでしょうか。

今日もご覧いただきありがとうございました。