「会社設立」「企業法務」専門の
江戸川区の司法書士・行政書士の
桐ケ谷淳一です。
IPO(株式上場)を目指している起業予備軍の方は、より高い倫理感を持って会社設立の準備に当たりましょう。
先日、ある方と打ち合わせの際、「最近起業する方が増えている」とのお話を受けました。
最近安定志向があり、起業する方は減っていると聞きましたのでちょっと驚きました。
どうやら最近はIT関係の起業が多いようです。
さて、これから会社を作って起業される皆様へ・・・
会社設立してから会社をどのように持っていくか、ある程度考えておく必要があります。
●機関設計について・・・
IPO(株式上場)を目指すのであれば、取締役会を置いたうえで、監査役の権限も会計監査だけでなく業務監査の権限も含めておいたほうがいいでしょう。
(早い段階で会計監査人も導入したほうがいいので、監査法人にもあらかじめ根回ししておくことも大事になってきます。)
●法令遵守と経営の透明度
コンプライアンス(法令遵守)と、経営の透明性を図ることがIPOを目指す上で最大の問題です。
ベンチャーキャピタルから投資を受ける予定がある場合、なおさら企業の透明性を高めておかなければなりません。
結局、株式を上場するということは世間に企業のことをさらけ出すということ。
会社設立後も経営面では気は抜けられません。
●会社設立からきちんとした準備を
会社設立段階でどこまできちんと情報公開をし、会社の経営の透明度を高める準備をするかが重要です。
起業を決めてから会社設立の登記申請まで、時間を確保し、あらゆる状況に対処できるように準備を怠りなくする必要があります。
どちらにしても、IPOを目指して起業する場合にはハードルがかなり高いということだけは認識しておくことが大事ですね。
今日もご覧いただきありがとうございました。