おっさんと階級と役職と
留置編、実はそんなに面白いネタがないんだよねぇ〜、ぶっちゃけ!!(こんなところでいきなりぶっちゃけちゃったら、誰も読まねぇ〜)(~_~;)
とりあえず、小ネタを混ぜて書いて、この章は割愛したいなぁ〜と思いながらも、読者様にはなんとか飽きられない工夫をば!
まず、警察官の階級と役職について、おっさんの知りうる範囲にて。まず、一般的に一番下の星一つ(現在は星ではありません)が巡査。これは一番最初に拝命する階級ですね。次に巡査長、これは試験ではなく一般的にある程度の年数を経験して上司の推薦があれば拝命できるようです(諸説あり)あと、これも諸説あるようですが、どうも正式な階級ではないような感じです。次に来るのが巡査部長、ここからは昇任試験での階級であり、結構重要なところになってきます。よくテレビなんかである、逮捕状の請求とか取り調べ調書なんかを作成できるのは、実はこの階級からなんです。(もっとも、巡査部長で逮捕状を請求するなんてことはあり得ませんが)ここで初めて法的に警察官を名乗る司法警察員となります。司法警察員以外は結構仕事上で制約があるようです。この階級になると班長もしくは主任の役職が与えられるようですが、どこの班だか主任なのかは不明です。踊りっぱなしのレインボーブリッジ主役は最初この階級だったかと。青○君は中途試験採用なのでここからのスタートでしたね。次に来るのが、警部補。ここからは階級章に金色が加わり、制服の場合は袖に金色の刺繍が入ります。ちなみに巡査部長は銀色です。警部補になると役職が係長となり、ちょっと偉くなります。また、東大なんかを出て国家公務員第一種を合格してくる、いわゆるキャリアなんてのは、いきなりここからスタートです。青○くんの友達の室○さんや相○の杉○の右寄りな方なんかはこれですね。次にくるのが警部。ここが一種の分かれ道で、この昇任試験になると、今までの試験に比べ一気にハードルが上がります。実際に警部補で警察官人生を終える方が一般的に最高の終わり方だと思います。警部になると地方所轄では課長待遇になり、色んな表だった役職に就くことが多いようです。例えば交通課課長や地域課課長など。この役職が現場の責任者レベルになるかと思います。
ここから先は幹部と言われる階級で、まずは警視です。この階級には面白い制度があり、自力で頑張る警視と任警視と言われる上からの推薦でなれる2つがありますが、階級自体に変わりはありません。ただ、運用に際しては自力の方が上なのではないかなぁ〜?いわゆるキャリアの通過点ですから。この階級での役職は地方所轄の署長や副署長、基幹署では副署長なんかですね。あと、本部付きでは課長級で、みなさんよく耳にする捜査一課長なんかもあります。ノンキャリアの最高峰ですね。ここまで登り詰めるノンキャリアはほんの一握りでしょう!あと、警視庁などの人材が豊富なところでは方面本部の管理官とかがこの階級ですね。次は警視正。実はここから上の階級には試験制度が存在しません。ここから上は全て推薦になります。この階級は各都道府県本部長などの役職ですね。但し、大都市部の本部長となると話は変わってきます。ここから上の階級については馴染みがないですし、私も見たことがないので、無責任な事を書くわけにもいかないのでOK GoogleかSiriにでも聞いてください。参考程度に、警視正→警視長→警視監→警視総監となる訳です。ただ、この先の取り扱いが難しいのですが、警視総監の上に警察庁長官がいる訳ですが、これらは階級ではなく役職になるので、またちょっと複雑になってきます(副総監なんかもそうです)
さて、階級が終わったので、少し雑学をば!警察官や刑務官に共通する隠語に金線(金筋)と呼ばれるものがあります。いわゆる幹部を指す隠語なのですが、これは、上で少し触れた金の刺繍のところに関わってきます。警部補以上だと袖に金の刺繍が入ると言いましたが、実は警察官や刑務官では制服ではなく、制帽に金の線状の物が巻かれています。この金線は警部で一本(のちの刑務所編でまた詳しく書きますが刑務官では統括)、警視以上(刑務官では処遇部長と総務部長以上)で2本巻かれています。テレビなんかで警察署に犯人が移送される際に、警察署で待ち受けている警察官の中に、この金線付きが映ってたりします。これは、おそらく副所長もしくは留置課長クラスでしょうね。テレビカメラが待ち受けているくらいの大物になると、待ち受ける体制もVIP待遇という事でしょう。ちょっとした雑学でした。
本日はつまらないよもやま話にお付き合いいただきありがとうございましたm(_ _)m本来ならこの後、取り調べや裁判なんてところを触れなければいけないのですが、ここに触れると、どうしても事件の内容に触れざる得ないので、そうなると勝手ながら身バレの恐れがある為、そこは割愛し、そのまま拘置所編にしようと思います。その前に、次回は少しだけみなさんにもドラマやなんかで馴染みのある検事について語らせて頂こうかと!