阿武町誤入金問題は、報道の暴力ではないのか?職員、容疑者の実名 | ヤサグレもんの戯言

阿武町誤入金問題は、報道の暴力ではないのか?職員、容疑者の実名

⬛️阿武町誤入金問題は、報道の暴力ではないのか?


 ※本稿において、逮捕された容疑者及び、誤入金者を同様に扱う為、写真、実名を公開致します。


 山口県警は、山口県阿武町において、4630万円を口座へ誤入金された田口翔容疑者(24)を電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕した。


田口翔容疑者


 確かに、税金である公金が田口翔容疑者の口座に誤入金されたとは言え、それを知りながら使用した罪は重いと感じるのである。


 だが、逮捕以前に田口翔容疑者を凶弾した阿武町の花田憲彦町長の責任は重い。


阿武町の花田憲彦町長


 誤入金騒動発覚直後、阿武町の花田憲彦町長は、“当該の世帯主がどの地区に住んでいるのかも言えない。騒動になるから”と、一切明かさない。書類を見ても、世帯主の名前と住所の部分が全て黒塗りにしていた。


 だが、この誤入金騒動がマスコミに明るみになると態度は一変。


 マスコミに対して田口翔容疑者を連日、凶弾しまくる事態となる。


 また、先の“当該の世帯主がどの地区に住んでいるのかも言えない。騒動になるから”と、一切明かさない。書類を見ても、世帯主の名前と住所の部分が全て黒塗りという状況は、問題の隠蔽体質が以前からあった事を物語る。


 個人的には、この行為はマスコミ、報道を巻き込んだ言葉による集団リンチと何ら変わりはない。


 報道によれば、山口銀行から阿武町役場への問い合わせによる4630万円を口座への誤入金発覚後、阿武町役場職員が田口翔容疑者宅へ訪れ、数十キロ離れた三菱UFJ銀行宇部市店に、組戻し手続きをして貰う為するも、銀行支店の玄関先で「今日は手続きはしない。後日、公文書を郵送してくれ」と翻意したという。


 では、誤入金した阿武町役場職員は誰なのか?という話になる。


 それは、以下の阿武町広報誌から判明


犯罪者を生み出した坂本匠(20)の載る阿武町広報誌


 因みに、同広報誌からは誤入金をした坂本匠(20)の他、上司であり責任者の1人、出納室長である近藤進の名前も判明。


 彼らの誤入金が無ければ、田口翔容疑者が生まれる事は無く、田口翔容疑者の人生を狂わせる事も無かった。


 花田憲彦町長は記者団の田口翔容疑者の返金意思に対する取材に応じ「(男性の返金意思は)素直に喜びたい」と評価した。一方で、民事訴訟や刑事告訴については弁護士と相談するとし、「裁判の中で、包み隠さず真実を語って頂く事が一番大事ではないか」と語ったというが、田口翔容疑者の今後の人生について、どう責任を取るのであろう?


 阿武町職員の誤入金で、犯罪者が生まれた事について、花田憲彦町長は反省の意思を示していないどころか、更に「裁判の中で、包み隠さず真実(どうして、公金を使ったか等について)を語って頂く事が一番大事ではないか」と追求する姿勢。


 事件化した以上、田口翔容疑者が実刑を受けるとなれば、仮に執行猶予がついたとしても就職は難しく、返金はままならない筈である。


 また、新人職員であり、今回の誤入金を招いた坂本匠(20)は責任を相当感じていて夜も眠れず、精神的に追い詰められている状態。妻子もいるのに、可哀想だ。という報道もあるが、それは、誤入金に対する責任であろうか?それとも自分の行為により田口翔容疑者の人生を狂わせたという責任であろうか?


 田口翔容疑者の阿武町に対する返金義務は別にして、田口翔容疑者に対する今後に対する坂本匠(20)及び、出納室長である近藤進の責任は重い。


忘れてはならない社会的制裁を既に受けている田口翔容疑者


 社会的制裁とは、実刑判決を受ける事ではない。毎日の様に1個人が凶弾される行為は、その1個人の心を破壊していく事はいうまでも無い。また、実刑判決を受けた場合、田口翔容疑者の就職は難しいであろう。


 仮に田口翔容疑者が、今後「自殺」をしてしまった場合、阿武町役場及び、花田憲彦町長は「関係ない」と、逃げ切るつもりなのか?


 花田憲彦町長自信、永久に阿武町町長ではない。次の選挙において落選した場合、只の人である。そうした場合「もう町長でないから関係ない」

と言い切るのか?


 また、花田憲彦町長自身が語りたがらない、今回の関係者である坂本匠(20)及び、上司であった近藤進は阿武町役場に居続けられるのか?


 3000人規模の町であれば「誰が、いつ、何をした」という噂は絶える事は無く、居続ける事は、針の筵にいる行為であり、精神に異常をきたしても不思議ではない。


 それでも、田口翔容疑者を生み出した責任は、ついて回るのだ。


 とてもではないが、度重なる花田憲彦町長のマスコミに対する発言の多くは、全てに配慮したものとは思えず、パフォーマンスにしか見えないのは、自分だけであろうか?


 以下に引用記事を掲載する


⬛️《山口・阿武町 給付金4630万円誤送金》役場関係者から有力情報!返還拒否する"疑惑の移住者"を直撃


「誤送金した役場が悪い。でも、それより悪いのは、間違って振り込まれた4630万円を返さない人ですよ。町の恥だ!」


 地元町民たちは異口同音に怒っている。農作業中の80代女性からはこんな言葉が。


「金を返さない人は、きっとよそから来た人。地元の人間にそんな悪い人はいない。そんな事したら、ここには住んでいられないわよ」


 山陰の日本海沿いにある山口県阿武町。日本海と山々の雄大な自然に囲まれたこの町の人口はおよそ3000人で、コンビニはなく、スーパーもたったの1軒という、穏やかな地域。4月8日、この小さな集落で町民たちを巻き込んだ騒動が勃発。


「新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、生活が困窮している世帯への支援が行われた。この町には約1300世帯が住んでいて、その内の463住民税非課税世帯が対象でした」(全国紙社会部記者)


1世帯に4630万円振り込むというあり得ないミス


 国から1世帯につき10万円の補助金が配られることに。配布方法は阿武町役場から山口銀行阿武支店を通じて、各世帯が持つ金融機関の口座に振り込まれる予定だった。


「これまではベテランの女性職員が担当する仕事だったが、彼女が総務部に異動。その為、今年4月に採用になったばかりの新人職員が担当したのですが……」(同・社会部記者、以下同)


 この新人がトンデモないミスを犯す。463世帯にそれぞれ10万円送金した上で、その合計額の4630万円を1世帯に振り込んだ。


 そもそも、何故こんな間違いが起きてしまったのか?


「新人職員が振込先の住民リストが入ったフロッピーディスクと町長の決済印が押された振込依頼書を銀行に渡したが、その依頼書に誤記載があった。振り込みが終了した段階で、山口銀行の職員がおかしいのではないかと役場に指摘し、ようやくミスが発覚」


 もはや見る事の無くなった昭和の遺産『フロッピーディスク』を使用している事も注目されたが、山口銀行側の希望だという。


ミスした職員の上司は時期外れの異動


 これが誤送金の一連の流れだが、ある町民からはこんな指摘も。


「ミスをした新人職員を責めるのはおかしい。そもそも、上司が二重、三重にチェックしていない役場の体制自体があり得ない。ベテラン女性職員がやっていた為、慣れあいになっていた。新人職員は責任を相当感じていて夜も眠れず、精神的に追い詰められている状態。妻子もいるのに、可哀想だ」


 ミスをした職員の上司の課長は時期外れの異動になった。


「責任を取らされたのだと思われる。更に、総務部へ異動していたベテラン女性職員は、再び戻った」(同・町民)


 誤って振り込まれた世帯主が役場にお金を返還すれば、この騒動は一件落着するのだが……。阿武町役場はこの世帯主に返還して欲しいと3回交渉するも、


「最初こそ“今は多忙だが、返還する”と応じていた。だが途中から“金は都市銀行の口座に移している為、戻せない”と言い出し、最終的には“罪は償う”等と応え、返還される可能性は全く無い状況」(前出・社会部記者)


 この問題を阿武町役場のトップはどう考えているのか、花田憲彦町長を直撃。


「何とか返還して貰う為の努力は今後も続けていくが、今のところ動きはありません。何かあれば会見を開いてお知らせします」


 と、何とも悠長な回答にも思えるが……。地元住民も同じ気持ちの様で、


「大事な交渉を役場の一般職員に任せるから、訳の分からない事になっている。まずは町長自らが返還しない世帯主のところへ菓子折りでも持って出向いて謝罪。その上で"何とか返還して下さいとお願いすべきだった。町長の責任も大きい」(別の町民)


 更には、山口銀行も不親切だと続ける。


「役場の金を常日頃から扱っているんだから、振り込む前に“1世帯にこんな大金を振り込んで大丈夫なのか?”と問い合わせるでしょ、普通」


 この件に関して、山口銀行に問い合わせると、


「金融機関では、例え町役場であっても、お客様の情報には守秘義務がありますので、お話しする訳にはいきません」(同銀行広報室)


 大騒動の元凶である世帯主とは一体どんな人物なのか。とある町議によると、


「阿武町は中心部の奈古地区、半農半漁の宇田郷地区、山間で農業中心の福賀地区と3つに分かれ、それぞれ10km前後離れている。町長は“当該の世帯主がどの地区に住んでいるのかも言えない。騒動になるから”と、一切明かさない。書類を見ても、世帯主の名前と住所の部分が全て黒塗り」


条件を満たす“疑惑の移住者”を直撃!


 そんな中、週刊女性は役場関係者から世帯主に関する有力情報をキャッチ。


「阿武町は過疎化が激しい為、随分以前から町外の人に空き家を提供。そこで農業や漁業等をやれば、町から月15万円を支払う等様々な優遇措置を施しているが世帯主はその移住者の1人」


 その地区には移住者が10名程しかいない。更に、その他の条件(特定を避ける為、記載せず)を満たす男性が1名浮上。彼の自宅を訪ねて直撃するも、


「自分ではありません。何かの間違いじゃないですか」


 と疑惑を真っ向から否定。前出の役場関係者はこう話す。


「返還しなくても逃げ切れると思っている。もし全額使い切ってしまっていたとなれば、回収するのは困難と言える。住民の血税を何だと思っているのか、許せない」


 4630万円を取り戻せなければ、町の財政からの持ち出しになるのか。町では、こんな噂がまことしやかに囁かれる様に。


「役場には正規と非正規と合わせて約100人の職員がいるが、次の夏のボーナスはゼロみたい」


 町は返還拒否する人物に対して刑事と民事の双方での対応を考えているという。警察が捜査して逮捕される事になれば、世帯主の名前は白日のもとに晒される事になる。罪の意識があるのならば、名前が公表される前に町にお金を全額返還して欲しいものだ。