俳優三浦春馬の死、珍しくない俳優の自殺 | ヤサグレもんの戯言

俳優三浦春馬の死、珍しくない俳優の自殺

⬛️俳優三浦春馬の死、珍しくない俳優の自殺

 数年に一度は、俳優の自殺記事に出会う。

 個人的には1997年の映画監督俳優エッセイスト商業デザイナーイラストレーターCMクリエイター、ドキュメンタリー映像作家、『お葬式』、マルサの女』シリーズ、ミンボーの女』、スーパーの女』、マルタイの女』の監督で知られる伊丹 十三の自殺が印象深い。

伊丹十三の本 | 「考える人」


伊丹十三監督作品

 享年63才。映画監督としては、まだまだ名作を生み出すと思われていた。

 三浦春馬の死は30才。俳優としては、これから面白くなる時期にはいりつつあり、円熟味のある演技が楽しみであり、見たかった。

 芸能界とは、そんなに生きづらい場所なのであろうか?

 アイドル、タレントまでジャンルを広げると、数知れないほどの自殺者がいる。

 2019年の全国の自殺者数は、18年より881人(4.2%)減って19959人(速報値)となり、10年連続で前年を下回る。1978年の統計開始以来、2万人を下回ったのは初めて。男性は前年比353人減の13937人、女性は同528人減の6022人で、男性は女性の約2.3倍。人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)も、0.7人減って15.8人となり、過去最少。



 自殺死亡率を都道府県別にみると、山梨が22.3人で最多、神奈川が11.5人で最も少なかった。東京は15.2人、大阪は13.5人。


 国内の年間の自殺者は97年迄は長年2万人台で推移したが、98年から14年連続で3万人を超え、03年には最多の34427人に。その後、景気回復や、相談体制の拡充を始めとする地域の取り組み強化を背景に、12年に3万人を割って以降は10年連続で前年より減少。


 ただ、世界的に見ると日本の自殺率は決して低くはない。OECDの公表データによれば、98年以降、G7(先進7カ国)のトップを走り続けている。



 政府は17年に自殺総合対策大綱を策定。自殺死亡率を26年までに15年比で30%以上減少させる事を目標とし、多くの若者が利用するインターネット交流サイト(SNS)での相談対応の強化等に取り組んでいる。


 だが、インターネット交流サイト(SNS)そのものが自殺起因なる事例が増えているのも、事実である。


⬛️三浦春馬さん急死 23日公開の映画『コンフィデンスマンJP』、9月から恋愛ドラマにも出演予定だった


三浦春馬Instagramより


 俳優の三浦春馬が、港区の自宅で死亡した事がわかった。718日、予定していた仕事の現場に三浦さんが現れなかった為、関係者が港区の自宅マンションを訪れたところ、リビング等ではなく、大型クローゼットの中でひっそりと首を吊っているのを発見。その後、搬送先の病院で死亡が確認された。


 部屋内には遺書の様なメモが残されていたとの情報もある。突然の訃報に芸能界では動揺が広がっている。


 三浦春馬は子役から芸能界で活躍。23日から公開予定の映画『コンフィデンスマンJP プリンセス編』にも出演。


 また、14日には9月スタートの連続ドラマ『おカネの切れ目が恋のはじまり』(TBS系)も発表されたばかり。TBS火曜22時枠の恋愛ドラマで、主演は女優の松岡茉優さんが務め、三浦はおもちゃメーカーの御曹司でお金にルーズな浪費男子を演じる予定だった。共演は三浦翔平、北村匠海。


 じれキュンラブコメディーという触れ込みで場面写真も解禁されており、三浦はInstagram


<日に日に暑くなって参りましたが、キャスト、スタッフ一同、テレビの前の皆様に9月から、より笑って頂きたく撮影に励んでおります!楽しみにいていてください!>


とコメントしていた。