あの日のこと 風の便りが貴方のことを思い出させた 忘れていたはずなのに知らん顔して通り過ぎてよ 秋がきてあの小島へゆく道からは田んぼの藁ぐろが見えるよ 曲がりくねった山道を通って海へ出たとき うれしかったね 夏になったらまた来ようねと約束したのに貴方はあっという間に天に昇ってしまった いつまでも忘れない貴方のことあの日のことも