小さな花なぜなの小さな花が好きなのは思い出のなかに現れる花はみんな小さくて可憐な花だったすみれも野菊も紫かたばみも露草も…今ここにいて小さな花たちが咲いていた山路や石垣を思い出す寝っころがって遊んだれんげ畠花輪を作った白爪草の草はら遠い思い出の花は今もこの手にこの目に触れることができる思い出と今がないまぜになって小さな花は私の心を預ける場所