花追い人花の終わりの季節には舞い散る花嵐の渦に巻かれて立ち尽くす散るはなびらを見上げて嘆いても甲斐のないことひとを追いかけて去りゆくひとを見送るときわが魂を鎮めるすべはなくぎりぎり限界の諦観てのひらに散り重なるはなびらを惜しむより立ち枯れの裸木の美と新たなる蕾の膨らみを待つがいい散りゆく花びらを偲び去る人を追いかける習いが身についてしまった今尚更そうおもう--*--photo by http://www.flickr.com/photos/sunuq/