皆様、台風の影響は、大丈夫でしたか。
首都圏では、JRの全線が運休となる事態でした。
激しい暴風雨ゆえに、関東の停電も多発しました。
一番左の桃色の着物が私です。
演劇をやって来たので、自分でも過信していましたが、
緞帳があがり、お師匠が「ハッ!」と掛け声をかけた瞬間から、
心臓が、これまで経験がない程に、ドクン!ドクン!と……( ̄◇ ̄;)
次に、正座した膝がガクガクガクガクと震え出し、
お客様には、気付かれまいと、涼しい顔で必死でした。
小唄にしては、長い演目で、中盤の頃に、緊張のあまり、もはや気を失いそうになり、
「これは……最後までは無理かも知れない……」とまで感じました。
しかし、中盤を乗り切り、後半に差し掛かったので、もう、行くしかない!!と思いました。
やはり、舞台の神様なのか、舞台の魔物なのか……
喰われてしまいました。( ̄◇ ̄;)
さて、タイトルの『お箸』ですが、私達は、お箸の国の住人ですね。
日本の箸、とは、横一文字に置き、一線を画するものです。
それは、恐らくは神事に通じ、食べ物を大事に頂く事に通じているのだろうと思います。一線を画する……。
実は、私は、お箸を上手く持てません。涼しい顔で食べているので、指摘された事はありませんが……。
なにせ、育った環境がスラムです。(;_;)
アラフィフのこの歳になり、もはや、気取るのも嫌気がさしてしまい、思うままにしていましたが、
それでも、私へのイメージをお持ちの方もいらっしゃるので……
しかし、本当は、貧しい食生活で育ったので、スプーンで、ガシガシ頬張って食べたい……
その上で、食べ方は、美しい方が良いから、TPOで、口に運ぶ分量を少なめにしたら違うかな。
4分の1くらいに、ね。
抱いて下さるイメージを、わざわざ砕く事もないので……。
「箸の使い方が汚い人とは、食事したくない」
とあるお若い女性が仰いました。
私は、実は、お箸が上手く使えていないのだけれどなぁ……と、「ふぅん」とご意見を聞いていました。
近頃、それを人に話したところ、「そんな事を言う相手にこそ、こっちから、願い下げです」と聞き、
そうかぁ……
と感じました。
お箸の国。
和服の国。
難しいですよね。
コンニャクは、極薄切り。
味の決め手は、黒胡椒と生姜!
煮物に黒胡椒……!!
斬新!そして、美味しい!!
宜しければ、お試し下さい!!
とりとめもなく、現状を書き留めました。