ようこそ♪ 店長の柴田です。
桐の良さを皆様に知っていただきたいので、
できるだけ専門用語を使わず、簡単にわかりやすく解説してみます。
桐って何?
「桐」って言う木材がありまして、木と同じと書きます。
なぜ木と同じと書くかと言うと、桐の木を伐採すると、
草の芯と同じ様に、真ん中に穴が開いている珍しい木なのです。
だから、本当は草の様なのに、木と同じだと、昔の人が「桐」と言う漢字を
付けたのだと思います。(諸説有り)
桐材の特徴は、とても軽い事。 湿度の調整をしてくれる事。
この二つがもっとも有名です。
他には、害虫を寄せ付けにくい事。 燃えにくい事。
これらの特徴を活かして昔から日本でも様々な品に利用されて来たのです。
・軽くて音の伝わりや響きが良い事から琴や琵琶等の楽器に利用されました。
・湿度調整をし、害虫から中の物を守る事から、掛け軸等の絵画や衣類の収納に利用されました。
・大変軽いので「桐の下駄」として利用されました。
・燃えにくい事で金庫の中の収納部に利用されました。
今でも良く見られるのは、高価な陶器類・食材を収納する箱に利用されていますよね。
近代では、遠赤外線を沢山発することから床材や壁材等の建築資材や寝具等にも利用されました。
冬場に桐製の椅子に座れる機会がもしあれば、迷わず座って体験してみて下さい♪
一般的な木材で作られた椅子等は、とても冷たく感じますので、クッションを敷いて
冷たくない様にしていますが、桐の椅子は、冷たくないのです。
この様に大切な物を長期に保存できる事で、我が国でも、
昔から大変親しまれている木材なので、日本人には「桐」と聞くと、
良いイメージを持たれている人が多くいます。