紫外線
紫外線(UVA)は真皮にまで到達し、真皮のコラーゲン繊維を傷めます。繊維を傷めることで、みずみずしさ、ピチピチ感を損ないます。結果として肌の乾燥、肌のはりを失った状態となり、しわやたるみができてしまいます。
紫外線の影響を詳しく説明すると、日焼けなどによって紫外線が肌の奥深い部分の真皮層まで浸透すると真皮の支えているコラーゲン が切断されます。
すると、皮膚に弾力、ハリを与えるために必要なエラスチンを変性させるエラスターゼ という酵素が大量に分泌されます。
このように肌の弾力やハリに重要なコラーゲンやエラスチンがこの紫外線の悪影響により減少したりすると、その部分の柔軟さ、弾力が失われ、表情の変化によって動いた皮膚が元に戻り難くなるため、しわになってしまうのです
お肌の乾燥
一般的に小じわといわれているものは、この乾燥が主な原因となっております。表皮の角質層は通常、約15%の水分を含有しておりますが、この水分が蒸発し肌が乾燥すると、柔軟性も失われ、この状態で肌が動くと小じわができてしまいます。
表皮の角質層の水分が乾燥し正常でない状態が続くと、目だったしわとなってしまうのです。また、乾燥によって新陳代謝も正常ではなくなるので、水分を十分に蓄えた細胞ができなくなってきます。そうなると角質層の中にも隙間ができ、そこから水分が蒸発するようにもなってしまい、さらに肌の乾燥が助長されるという悪循環に陥るのです。
加齢
加齢による活性酸素の増加などでも肌は大きく打撃を受けることとなります。真皮のコラーゲン線維やエラスチン線維の構造そのものが変化を起こします。そうすると肌が弱くなり弾力が失われ、しわが発生することとなります。