硬筆は幼児期から始めよう!  | 日本習字教育財団 上海支部

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上海で活動を始めて11年目の日本式書道教室のブログです。
お知らせ、教室の様子、上海の教育事情、子ども達を取り巻く環境、書道史豆知識などについて書く予定です。

<硬筆は4歳児から学べる>

当教室は、幼児の硬筆を4歳児から受け付けています。

この場合、子ども自身が文字にとても興味があるということが大前提です。

4歳児でも文字に興味があるなら、4歳児からの硬筆学習は、決してが早くはありません。

どうしたら、文字に興味を持てる4歳児に育てることが出来るでしょうか?

それは、簡単です!

早い時期(赤ちゃん)からの本の読み聞かせを行えば良いのです。

(ある研究者は、「産院から家に戻ったら、直ぐ赤ちゃんに読み聞かせをしよう!」と勧めています。)

 

私自身が4歳から毛筆を始めました。

4歳から硬筆学習を始める場合、文字が書けなくても大丈夫です。

そのお子さんが興味のある文字から一文字ずつ指導致します。

 

<幼児の硬筆、始めるのに最適な年齢>

長年の指導経験から最適だと思う年齢は、5歳児の年長さんからです。

4歳児入会との違いは、5歳児は4歳児に比べ理解力があるのでぐんぐん学習が進みます。

また4歳児より体力が有るので、集中力も続き4歳児より無理なく学習が出来ます。

 

<幼児の硬筆、学習の過程>

私の教室での一般的な5歳児の学習の過程は、月3回のお稽古の場合、約4ヶ月でひらがな50音が習得出来ます。

その後、約2カ月は習得したひらがなを用いて、2文字・3文字・4文字単語を楽しく学びます。

理解が早いお子さんの場合は、その期間に助詞(が・は・を・へ等)を加えて一行分が書けるようになります。

 

ひらがな習得後は、カタカナ学習を加えていきます。

そのようにして、約1年で、ひらがな・カタカナの両方をしっかり理解出来るようになり、単語・一行文、子どもによってはノート半ページの文章も書けるようになって、小学校入学を迎えることが出来ます。

 

<当教室で、幼児から硬筆を学ぶと・・・・>

例年、上海日本人学校や日本語部のある上海のインター校では、当教室で学んだ新一年生は、文字のきれいさで担任の先生から褒められています。

子ども達は褒められることで自信を持ち、首尾よく小学校生活をスタートさせることが出来ています。

 

当教室で幼児から硬筆を学んだ子どもは、上海虹橋日本人学校一年生の担任に、「○○さんのようにきれいな字を書けるように、みなさんも頑張ってください!」と、子どもが書いた文字のプリントを黒板に貼られて褒められました。

褒められた子どもは、更に文字への学習意欲が増えてお稽古に励むようになり、積極的な性格になりました。

 

あなたのお子さんも、是非始めてみませんか?

子どもの硬筆は、小学校からでは遅すぎます!

子どもの脳は、どんどん文字を学びたがっています!