中国へのビザ発給が停止 | 日本習字教育財団 上海支部

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1月10日、中国政府は日本人へのビザ発給を突然停止しました。

 

春から中国での駐在とその帯同、また留学や出張へ向けて準備されてきた方々にとっては、ショックな知らせだったことでしょう・・・。

それらの方々は、今回の措置に対して春には無事に中国の地を踏めるだろうか・・・と心配されていらっしゃることでしょう・・・。

このビザ発給停止が、果たしてどれ程長く続くかということが懸念されますね。

 

中国の事情通は、春節が終わり中国の感染がピークアウトする今月末或いは2月頃に、日本政府は中国からの直行便に対するPCR検査を簡易な抗原検査やPCR検査無しに移行するなら、中国政府は日本人に対してビザの発給を再開するという見方をしてます。

このニュースを日本のマスコミは、連日大きく取り上げています。

しかし、こちらの生活が長い人達程、あまり悲観していないようにも感じます。

政治によって状況が突然コロコロ変わるのは、この国の常ですから・・・。

 

この春に中国へいらっしゃる予定の方々は、もちろん心配なさっていることでしょうが、あまり心を乱されることなく粛々と今出来得る準備を行い、残り少ない日本での生活を楽しまれることをお薦め致します。

 

中国政府の様々な決定や変更で、この国の人民の生活はいつも干渉を受けるのが当たり前の事なので、中国入国予定の方々は、既にこの国で生きていく上での準備運動が始まっているというようにお考えになったらよいかと思います。

中国では、良くも悪くもジェットコースターのような変化に富んだ生活が待っていますので、その変化に耐えられないようでしたら、中国生活はお薦め致しません・・・。

毎日ドラマチックな生活の変化を楽しむくらいのお気持ちが、中国生活を楽しむキーポイントになるかと思います。

 

何と言っても、中国(中華人民共和国)の国名の由来の「中華」は、「世界の中央にある文明の地」ですから、彼らにとっては彼らが世界の立法であるわけです。それで、彼らの理論がいつでも正しいと考えるのは、彼らにとっては理に敵(かな)っていると言えるわけですね。

中国人が会話で良く使う、「有道理」ですね。

それを忘れては、外国人がこの国で気持ち良く生きていくことは不可能のように思います。 

やはり、「郷に入れば郷に従え」ですね。

私も15年以上この国に住んで様々な経験から、このことわざの意味を実感した次第です。(笑)

 

早期にビザ発給が再開して、この春に中国へ赴かれる予定の全ての方達が、無事にこちらへいらっしゃいますように祈るばかりです。