百人一首95番を書きました。
「おほけなく うき世の民に おほふかな わが立つ杣に 墨染の袖」(前大僧正慈円)
意味: 身の程知らずにも、この世のすべての人々に救いの覆いをかけよう。わが立つ杣と詠われたこの比叡山に立ち、住み始めた私の墨染の袖で。
慈円が比叡山で修行をはじめたころの歌。世界を救う決意を詠みました。
「わが立つ杣」とは比叡山のこと。
最澄の「わが立つ杣に冥加あらせたまへ」という言葉からきているとのこと。
『五文字で百人一首』(講談社)より。
『五文字で百人一首』では、この歌を、
「俺が救世主」
という言葉で表しています^^
比叡山といえば、今はなくなりましたが、昔、お化け屋敷がありました。
主人は、子供のころに行ったらしく、相当怖いお化け屋敷だったと言っています。
確かに、怖いという噂があった記憶がありますが、昔行ったことのある方いらっしゃいますか?
ちなみに私はぜーーーーったいにお化け屋敷には入りません。
超超超超怖がりです。
慈円は、前回書いたこの歌の作者藤原忠通の子です。
ペン字・書道講師 赤松久美子のmy Pick