5年間の練習と、30分間の練習を比較してみます。
自分の5年前くらいの字と今の字を比べると、それなりの変化を感じます。
練習せずに書いた字と、30分練習してから書いた字もそれなりに変化があることもあります。
5年間で変わったものは、もちろん字形もそうですが、線、呼吸、やわらかさ、など割と抽象的な要素も多いです。
30分の練習で目に見えて変わるものは、字形が多いです。
線質などは、30分練習しても、目に見えて変わることはないです。
30分みっちり練習したけれど、線がきれいにならない⇒だから向いていないとか上達がないとか思うのは、とりこし苦労です。
5年かけて手に入れたものは、すぐに戻りにくいですが…
30分で変わったものは、すぐに戻りやすい。
(これもケースバイケースなので、いいや、私の場合は違う…ということもあろうかと思います。まぁ、ケースバイケースですし、実際は分かりませんが、考え方として、だいたいそんな風に思っておいた方がいいかなと思います)
例えば、字の練習を30分したとして…
30分前と今と比べて、もちろん、その字がすごくうまく書けるようになるということもありますが…
それは、一時的なものにすぎません。
継続して自分のものにしていくことが必要です。
ただ、その一時的にうまくなる、というのも、もちろん大事な練習過程。
そう!
30分という時間の中で、集中して練習することも…
それを5年という時間の中で、繰り返し続けていくことも…
どちらの要素も必要。
難しいのは後者ですね。
即効性(2割)+持続性(8割)
=美を手に入れる
なんの式や(数字もただの思いつき)
すぐに上手になろうと思う気持ち(2割)+継続して粘り強くやっていこうという気持ち(8割)
= 美を手に入れる
すぐに上手になれる方法(2割)+じっくり練習していき確実に身に付ける方法(8割)
= 美を手に入れる
すぐに肌に良い変化があらわれる美容液(2割)+継続して保湿のお手入れをする(8割)
= 美を手に入れる
あれ、話しが美容にすり替わった。
すぐに肌に良い変化があらわれる美容液があっても、結局使い続けないとあまり意味がないですね。
すぐに変化があった!もうそれを使わなくてもいい!なんていうものは残念ながら、ない。
これ、字と同じ~。
即効性があるだけで、持続性がない
持続性はあるけれども、即効性がない
どちらもモチベーションが上がらない。
どちらも大事!
すぐに上手になりたいという気持ちを10割持つと、長い目でみてうまくいかないことが多い。
すぐに上手にならなくてもいいやという気持ちが10割でも、前に進みにくい(それはそれでよしですが)。
2:8くらいの気持ちで手堅く「美」を手に入れたいですね。
ちなみに、2:8は、ブログを書きながらの、ただの私の思いつきです。
ちなみに、5年と30分という例もただの思いつきです。
では、3か月は?1時間は?などと聞かれると、タジタジすると思います(笑)
あくまで、例です。
ペン字の通信講座をしています(毛筆もご相談ください)
ペン字手本のご依頼についてはこちら