自分の考えた文章でもなく、
自分の選んだ文章でもない。
だからこそ、字の練習に集中できる。
というメリットはありますが、
どうせなら、自分の好きな文章や自分の言葉が書きたいなぁと思ったり。
モヤモヤと思うこと。
そして、そこから気づいたことなど。
今日はそれを書きます。
ちょっと長くなりますよ~。
私は、リンキンパークとニルバーナが大好きです。
リンキンパークを初めて聴いたとき、かっこいい~っ!と単純に思っただけなのですが…
かっこいい~だけで終わらなかったのは、
歌っている内容にも、心が共鳴したからです。
「やかましい」と家族に言われますが、私はそのやかましさを聴いているのではなく、心を聴いているので、スーッと音楽が入ってきます。
↓やかましくない曲も。
ニルバーナも…
その心に惹かれます。
この曲が
(もう一度、高校?嫌だなぁ。)
では、どうしてそんなに惹かれるか。
リンキンパークにしろ、ニルバーナにしろ…
言葉にエネルギーを感じるからです。
けんかでも売るようなことを、ネガティブ全開な気持ちを、本当の気持ちをぶつけてきます。
言いたいことを、言っている、というか。
そういうところに惹かれるなぁ。
尾崎豊さんが、オーディションを受けるとき(?だったか忘れましたが)自分の思いを、ノートにびっしり書いたものを持っていたそうなのですが、それを見た方が、「この子は、言いたいことがたくさんあるのだろう」と思って、目にとめたとか、そんな話を聞いたことがあります。
言いたいことが先にあって、音楽で表現しているという感じですかね。
洋楽などは、特に、フィーリングで聴くことが多いです。
聞き取れないですし(←元英語教師、しっかりして~)。
聞き取れないけれど、好き、みたいな。
しかし、何か特別に気になる場合は、ネットで調べます。
この人のエネルギーすごいけれど、一体何が言いたいんだろうと思ってね。
そして…調べて、歌詞を読むのですが、
言葉にまでエネルギーを感じるものって、そう簡単には出会えない。
しかし、出会えたときには、何を言っているのか分からずフィーリングで聴いていたときよりも、何千倍も、楽しくなるのです。
音楽といえど、言葉を使っている以上、言葉の力は大事だなぁと思います。
では、書道ではどうか。
洋楽をフィーリングで聴くのと同じで、書作品をフィーリングで見ることも多いのではないかと思います。
それはそれで、そういう見方ですね。
見る人に解釈を任せる、ということもあるだろうし…
自分の言葉を使わなくても、伝わるものがあればいい、というものあるだろうと思います。
ただ、
言葉を書いている以上、言葉を無視することはできないような。
曲を作る人がいて、歌詞を書く人がいて、歌う人がいる、という分業は、歌謡曲の世界では、当たり前のことかもしれませんが…
書道でも、例えば詩を書く人、それを文字にする人、という分業ではなく、
一人の人が、その作品すべてに自分を表している(つまり、自分の言葉を自分の字で書いている)と面白いだろうなぁと思います。
書道の資質を磨き、専門性を高めていきたいのは、言うまでもありません。
では、
その字で、
「何を書くか。どんな言葉を書くか」
というところ。
誰かが考えた言葉や文章を、美しい文字で書いて、心まで表現できるか。
そこに挑戦するか…?
書きたい言葉、言いたいことがあって、書道を始めたわけではない私。
音楽という手段を通して、言いたいことを言っているミュージシャンに感銘を受け…
書道という手段を通して、言いたいことを言ってみるのも面白いかも、と思っています。
さて、何を書きますか?
【余談】
今日の記事に関連して、自分で俳句や短歌を作れば楽しいのではないかと思っています。
そう思ったタイミングで…
小四息子が、ちょうどいま、国語で短歌や俳句を勉強している。
さらに。
昨日の書道教室で…生徒さんが、
「負けるな一茶…」の俳句を、レッスン中につぶやく、という偶然。
私なんて、書道を始めるまで、その俳句知らなったよ。
ということで、俳句・短歌の創作に関して、思ったことがあるので、それはまた書きます(え?興味ないって?笑)