家庭ごとに家事のやり方は少しずつ違うけれど、
基本はさほど変わらないはずだ。
長年、お客様のお宅をいく数多拝見してきた私たち訪問業者は、
お客様のお家にいってさっさっとお掃除開始できる。
ところで、2年ほど前の話。
実家の母の所にヘルパーさんたちがきてくれていた時のことだ。
ヘルパーさんは3名いて、代わる代わる
・ゴミ出し ・服薬手伝い ・簡単な掃除・家事
をヘルプしてくださった。
本当に「かんたんで丸いなお掃除」である。
してもしなくても変わらないほどの掃除であった。
掃除機をガツンがツンと巾木にぶち当てられようとも、何もいわずにこらえた
(娘である私がしょっちゅう実家に帰ればいいという自分への引け目があるから)
ある日のこと、
洗濯物が大好きな母親が
「下洗いする下着」を洗面ボウルに漬け置いていたら、
ヘルパーさんが
「このお母様は、とうとう 洗濯機の使い方がわからなくなったらしい!」と思い、
洗濯機に全ていれて回したそうだ。
母はだまって、
洗い上がった下着やタオルや服を自分で干した。
その後、ヘルパーさんたちの中でどんな情報が行き交ったが知らないが、結果、私はこういわれたのだ。
「お母様は、洗濯機が使えなくなった。下着をべちょべちょのまま洗面ボウルに入れっぱなしにしてた。認知症が進んだんじゃないか」と。
ケアマネにそのような報告が上がり、ケアマネさんが慌てて訪問してきて
「洗濯できてますか?」と質問したら、
母は「できますよ」と答えた。
問題は「そのヘルパーさんは、洗濯するときに分けて洗わない人」だということだ。
「色物と白いものを分けて洗う」とか
「タオルと外服は別に洗う」とか
「靴下は下洗いする」とか
さて、洗濯物を仕分けて洗いますか?
この質問は、キレイコンシェルジュの集まりで話題に上がった。
ほとんどのキレイコンシェルジュは「色物、種類で適宜わけて」洗うとのこと。
ほらね❤️!!
件のヘルパーさんは、「下着を別洗いしようとしていた母」を、
認知症の進行だと判断しちゃった。
いくら家政婦のプロではなく、ヘルパーさんとはいえどうなんだろうか・・・
「分けて洗う人もいる」という知識と想像力だけは持っていたほうが良いと思う。
認知症の母がため息混じりに感想をのべた。
「あの人、洗濯物を分けるって習わなかったんでしょうね。」 と!
しかし、その後ネットで調べたら
今時の全自動洗濯機しかしらない世代は
「全部いっしょくたに洗う」と言い切っている。。。。。
だって、分けて何度も洗濯するなんて非エコだ、節水しろ、との言もあった。
ノンノン。
汚れに応じて下洗いしたり、色モノや生地によって分けて洗ったほうが
節水できるし
節泡(洗剤)できるし
生地にやさしく
効率よく無駄なくキレイになり
地球にも優しいんばい!
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