ちょっと間があいてしまいましたが、途中になっていた
TICAのHOUSEHOLD PETのスタンダードの続きをご紹介したいと思います。
遡ってみますと、「前編」の記事を3月10日の夜にupしておりました。
その翌日に、あの未曾有の大震災が起こり、
世の中はキャットショーどころではなくなりました。
私の中では、未だキャットショーモードになってはいないのですが、
5月に入り新シーズンを迎え、ショーも開催されるようになり、
自分自身でも改めてスタンダードを見直す意味も含めまして、
「後編」をご紹介したいな、と思った次第です。
キャットショーは純血種だけのものではありません。
お家にいる猫さんたちの「猫自慢」に参加を考えておられる方の参考になれば・・・
と思います。


《Coat》
Coatは清潔でくすみがなく、寄生虫がいないこと。
しっかりとグルーミングがなされていること。
Coatは外見および、手触りの良さが大切である。
《Eyes、Ears、Nose、Mouth、Claws》
清潔であること。
EyeおよびNoseは分泌物がないこと。
Earのジャッジングは、猫が嫌がらないよう素早く行うべきである。
保護された猫の大半は耳が悪く、ジャッジによる執拗な観察で
猫を傷つけたり怒らせることがあるためである。
爪は必ず切ってあること。


全体的なバランスが大切である。
例えば、大きな猫に小さなヘッドが付いていたり、その逆などはバランスが悪いといえる。
また、Bodyサイズに対する体重の割合もバランスが大切である。
体重オーバーや少なすぎも望ましくない。
筋肉の状態も良好であること。
高年齢のアルターについては多少ひいき目に判断されることもある。


成猫のHousehold Pet(月齢8ヶ月以上)は必ず去勢していること。
Household Petは去勢済みの証明がない限り登録出来ない。


エントリーの際に適切なクラスが不明なときには、Tailのファーの長さが判断基準となる。
長さが0.5~1インチ(2.54cm)以上でふさふさしているならLonghair。
(低月齢のKittenは、若干短くても構わない。)
それでも不明なときは、Earの長さや足指のタフトで判断する。


明らかにPurebredの血統を持つHousehold Petでも、
他のHousehold Petと同じ基準で評価される。
公認ブリードに似ているという理由だけで減点や得点の加算が行われることはない。


殆どのPurebredスタンダードで認められていない身体的奇形も
Household Petでは認められる。
Crossed Eyes(斜視)、Kinked Tails(キンク)、
Extra Toes(多すぎる足指)なども減点の対象とはならない。
Household Petは保護された野良猫が多いため、
ちぎれたり失ったEarなどの肉体的損傷は、それが現在進行中のものや
飼い方の問題である場合を除き、減点の対象とはならない。


Kittenはカラークラスに関係なく、ひとつのグループとして審査される。
つまりLonghair Kittenでひとつのグループ、
Shorthair Kittenでひとつのグループとなる。
Kittenはディビジョンでのアワードを受賞することはない。


一見して不潔な猫や状態の悪い猫は、いかなるアワードも受賞出来ない。
以上がHOUSEHOLD PETのスタンダードです。
前編でも書いたのですが、アメリカなどのキャットショーでは、
ハウスホールド・ペットの猫ちゃん達が20~30頭、
時にはもっと多くの猫ちゃん達が、
1回のキャットショーで、その幸せな姿を披露してくれているそうです。
これって、本当の猫自慢だと思いませんか?
家族と共に健康をで幸せに暮している自慢の我が子を、披露する場。
「もしかすると、これがキャットショーの原点なのではないかしら?」
と、私には思えてなりません。
日本のショーでも、是非「猫自慢」して下さる方がもっともっと多くなり、
気軽にキャットショーを楽しめるようになって欲しいと思っております。
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