2009年9月29日、クレちゃんの初めてのリッターとして
Red Silver Classic Tabby/White の男の子と、
Blue Silver Classic Torbie/White の女の子が生まれました。
男の子はアカマル(RW SGC KIRDCOON G CLEF)と名付けられ、
女の子は、尻尾の先に赤が入っていることから「ほたる」と名付けられました。

ほたるは、クレちゃん譲りの美しいトービーで、
将来はどんな美人さんに育つのか?と、それはそれは楽しみにしていました。
しかしマルに比べると成長が少し遅く、それが気掛かりでもありました。
その予感は的中し、生後6ヶ月を迎える前の3月下旬頃から体調を崩し、
錦糸町にある谷澤動物病院に入院することになってしまいました。
オットと私は予定が無い限り、ほぼ毎日錦糸町まで面会に行きました。
面会に行くと、ほたるは嬉しさを全身で表してくれました。
その姿が、とても健気で健気で・・・・・。
そんな日が続いていた4月10日13時5分、仕事中の私の携帯に
谷澤院長から「ほたるの呼吸が止まった。」と連絡がありました。
そして、15時15分に「ほたるの心臓が止まった。」と・・・・・。
ひとりで、ひとりで病院で逝かせてしまった。
一緒にいてあげられなかった。
いや、病院のスタッフの皆様が付いていて下さったから、ひとりではない。
でも、ママとパパは付いていてあげられなかった。
終業時刻まで仕事をしながら涙を抑えることが出来なかった・・・。
当時、我が家には予定日から1週間も出産が遅れている妊婦さんがおり、
定時で速攻帰宅し様子を確認。未だ産まれてはいない。
急いで錦糸町へ。
お迎えに行った時のほたるは、まるで寝ているようでした。
ほたる専用の、白いレースが付いている淡いピンクの猫ベッドに寝ていました。
「ほたちゃん?」と声を掛けたら目を覚ましそうな感じでした。
でも、目を開けてはくれませんでしたが。。。。。
病院では、看護士さんが泣きながら見送ってくれました。
帰宅するために、何時ものように錦糸町入口から首都高に乗りました。
ちょうど、料金所を過ぎて少し走った辺りでしょうか?
ほたるを膝の上に抱き抱え、
ひとりで逝かせてしまったことを後悔し、想い出を話していた車内に、
ほたる独特の低い鳴き声が響きました。
オットも私もビックリしました。
まさか、ほたるが生き返ってくれたの?
いや、生き返ってくれるはずもなく私の膝の上に横たわっている。
もしかしたら、ひとりで逝かせてしまってごめんね、
と泣いている私達に、最後のお別れを言いに来てくれたのかも知れない。
首都高から見た、その時の満月が妙に大きく光っていたのを覚えています。
そして、こんな時に遅れていた赤ちゃんが生まれていたりするのよね?
などとオットと話しながら帰宅しました。
ほたるを安置し、産箱を見てビックリ!
妊婦さんが出産したようで、男の子が1匹生まれておりました。
ほたるが旅立った日に、この世に生まれてきた男の子。
Silver Tabby の男の子にREINCARNATIONと名付けました。
ほたるが亡くなった日に生まれてきた彼を、どうしても手放すことが出来ませんでした。
そして今はスクスクと大きく育ち、去勢され我が家で元気に暮しています。
これは、生後2ヶ月半の時にカメラマンの福田豊文さんに撮影して頂いた写真です。

ほたるは、不思議な魅力を持っていた子でありました。
自分の生涯の短さを理解していたような、儚げな美しさの持ち主でした。
表立ってオーナー様の募集をしていませんでしたが、
譲渡を希望される方のお問い合わせを度々頂きました。
勿論、成長が遅く様子見中でオーナー募集は考えていない旨を伝え、
丁重にお断りをさせて頂きましたが。

私達は、この写真をほたるの遺影に選びました。
例年に比べると、今年の桜は色が薄いような気がします。
やはり、今年の桜は哀しみの色を湛えているように思います。
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