〝持ち偏差値〟という言葉があるようだ。

 

子の各種模試等での平均偏差値ということだろうか。

 

■受験校の決め方の手順

 

まずは、偏差値を基準に置き、上下左右と偏差値表とにらめっこ。

交通の便、通学路、通学時間も確認しつつ、

学校説明会に参加、文化祭等で見学し、子の印象や感触も要素に入れて大切にする。

 

そしてもう一つ大事な要素が

『出題傾向(過去問)と子の相性』

ではないだろうか。

 

〝持ち偏差値〟以上の学校に合格した場合、

『出題傾向(過去問)と子の相性が良かった』という側面が少なからずあると考える。

 

模試は、一般汎用なテストであるから、

学校ごとに違う出題傾向と子の相性は

模試ではつかめない。

 

それを踏まえたうえでの学校選び、

(出題傾向の似ている学校としての)併願校選びをする戦略をとるのが

子の合格率を高めるという点において妥当な戦略。

 

子の希望する学校が、出題傾向の相性が良い学校だと良いのだが。

 

もしそうでなかった場合、早めに対策をとる必要があるのではないだろうか。

 

通塾していれば塾にも相談し、

親としても過去問を早めに眺めておき、子の傾向と照らし合わせる意識は

持っておくべきだろう。

(合格圏なのに、過去問が半分しかとれない、という場合もあるらしい)

 

偏差値≠志望校選びである。