7/29に水星が乙女座に入りました。今回の水星乙女座入りは8月後半からの逆行期間を経て10/5まで長期にわたります。現在、水星は乙女座2度あたりですが、ネイタルの木星が乙女座1度の私は、ずっと進まなかった原稿がスラスラ書けたりして「水星乙女、ありがたい!」と独り言ちていたりします。乙女座は水星のホームですので、コミュニケーション面でも合理的な流れがやってきそう。文筆関係で、乙女座に天体のある方々は大なり小なり何かをキャッチしているかも知れません。

 

7月はたくさんの方が亡くなり、その追悼文も書きたいと思いつつ、筆が重くなっていました。射手座のジェーン・バーキン、獅子座のトニー・ベネット、天秤座のりゅうちぇる…人の死に触れることがナイーヴに感じられ、憂鬱になっていたのですが、伝えたいことはそのうち書き綴っていくかも知れません。乙女座・水星のクリエイティヴィティを借りたいです。

 

ところで、乙女座には7/10から火星もいて、度数が近づくのはまだ先ですが、水星・火星の組み合わせは注意も必要です。特に乙女座は分析力に秀でていますから、舌鋒鋭くなりすぎる傾向がすべての人に出てくる可能性大。ディスカッション等での逃げ場を許さない追及は、ほどほどにしたほうが良いかも知れません。向かいには土星もいて、水星のやりすぎを監視。火星の向かいにはまやかしの星・海王星もいます。SNSでのやりとりも、いつも以上に繊細さを心がけたいです。

 

乙女座水星は合理的思考も表しますから、ここで何かをルーティン化していくと、上達が早くなったり、悪習慣を取り除いていけそう。こういうことを自分が書くこと自体「柄にもになく、水星の力を借りちゃってるな」と思います。最近、友達の占い師の先生に「青石さんはもっといろんなことをルーティン化していったほうがいいよね」と言われたばかり。起きる時間も行くカフェもバラバラで、その日の気分で出たとこ勝負なので、もっとリズムをつけたほうがいいとアドバイスされました。

そういえば私の父(獅子座)の水星が乙女座なのですが、分厚い「10年日記」を書き続け、二冊目の後半に入ったところのようです。日記とか「定点観測」みたいなのも、乙女座水星の得意とするところ。毎日、あるいは毎週続けてきた仕事が突然なくなると、鬱に近い状態になります。早朝のラジオ体操なんかも、乙女座水星のイメージです。

 

乙女座火星については、分析力と「現実化していく力」が挙げられますが、火星は男の子の星でもあり、私はどうも昔から「乙女座火星男子」と衝突することが多いのです。細かい、神経質、批評精神旺盛、そしてやたらと美意識が高いので、女として居場所がなくなる感じです。太陽星座はバラバラですが、ネイタル乙女座火星の男性を三人知っています。アンチエイジングやスキンケア、プチ整形は当然といったお手入れ万全の人々で「ひげあとが、ないですね…」と突っ込むと「とっくに脱毛したわ!」と団扇で頭を叩かれます。おみ足もつるつる。

尊敬すべきは、乙女座火星の人々は「練習熱心」なのです。舞いでも楽器でも語学でもダイエットでも、こつこつやるので絶対に成果が出る。勝間和代さんの本によると「人は何でも一万時間取り組むと成果が出る」らしいですが、乙女座火星はそれを細胞レベルで分かっている感じです。人から評価されてなんぼの乙女火星なので、褒められるまで止めないのです。尊敬しかないです。

 

乙女座水星通過はこれから二か月以上続くわけですが、火星は8/27に一足先に天秤座にシフトしていきます。それまでは「口論と批評はほどほどに」を心がけたいですね。乙女座は上品さのサインでもあるので、言葉遣いにはほんのりと優雅なニュアンスを加えたい。「よろしゅうございます」とか。かえってイヤミかな。おほほ。