現在クローズになっている「ハニカム」の上半期占いで、2020年は「こんな買い物をしてみよう」というコーナーを作っていました。牡羊座はアトリエや仕事部屋、牡牛座はメンタルコーチ、双子座は楽器、蟹座は「自分が教師役となる学校のような場」、獅子座は車、乙女座は特別な旅のための切符…などなど(LINE NEWSで検索すると今でも記事が読めるようです)。

 

その中で、自分の星座である水瓶座は「農地や区画」を買ってみたらどうでしょう、と書いていたのですが、執筆していた2019年12月の段階では自分でも全然ピンとこなかったのに(笑)、今本当に耕す土地が欲しくてたまらなくなってきました。野菜や花や果物を育ててみたい…都会派だと思い込んでいた自分がこんな気分になるとは予想外でした。

 

ライフスタイル的には私より若い世代の雑誌である『SPUR』と『Numero』を本屋で買ってきて、面白く読んでいたことも刺激となりました。『SPUR』7月号のステイ・ホーム特集で、モデルのリンジー(唇が個性的な人気モデルです)が、カンザス州のカントリーハウスで自分の畑を耕している写真を見て「これだ!」と思ってしまったのです。

昔からペットを飼ったことがなく、動物より植物や鉱物に惹かれていた私ですが、植物にも鉱物にも強力なヒーリング・パワーがあり、最近は特に緑のパワーに瞠目しています。とてもネットワーク的で「個」を超えたフィーリングが緑にはある。明治神宮に行くと深呼吸できるあの感覚を、もっともっと細胞に取り込まなければならない…と直観で感じています。

 

そう思うのも、夏至が近づいているからかも知れません。蟹座の季節は植物がよく育ちます。マドモアゼル・愛先生が素敵なお話をされていました。

 

愛先生のこの映像を見つけてから、しばらく買っていなかった切り花を、少し多めに買って部屋に飾りました。花好きなのに、心が少し枯れていて花を買う元気も失われていたのです。水瓶座・土星を乗り切るには、植物の力が必要だ…と思いました。一晩で体調がよくなり、顔色に血の気が戻ってきたのです。

「妖精は天使より人間に近い」という愛先生のお話はとても興味深いです。天使にはずいぶん前から興味があり、好きな大天使にガードしてもらうための呪文などを活用してきましたが、妖精については、まだきちんと学んだことがなかった私です。「妖精から嫌われた人間は悲惨」という話は、とても身につまされます。絶対に妖精からは好かれたい!

 

実は「妖精が自分を守ってくれているのではないか?」と思ったことが過去にありました。2004年にイタリアのトリノとミラノを一人旅したとき、バスコネクションの駅がわからなかったり、道に迷ったりして何度もパニックに陥りましたが、その都度「妖精のような人」が表れて、親切に助けてくれたのです。「妖精」という言葉として認識していなかったのですが、「妖精みたいな存在がいたら、助けて!」と念じた瞬間、通りすがりの人に「妖精のメッセージ」が乗り移って、救ってくれたのだなと思います。

占い師は少なからずスピリチュアリストが多いのですが、あまりスピリチュアルすぎても生きづらかった過去があったと思います。占星術はれっきとした学問なのに、怪しいものとしてからかわれるのが嫌なので、一応の理論は展開しますが、妖精に関しては本当に「いるとかいないとか、そういう議論がナンセンス(愛先生)」だと思います。妖精の存在を意識した者勝ちなのです。

 

とりあえず、ベランダでハーブとミニトマトを育ててみたいと思っていますが、植物や花の鉢を枕元に置いて眠るのも即効性があります。「そんなの信じない」という人は、それでいいですし、議論はしません(笑)。花や植物を介してやってくる妖精を意識しはじめてから、いいことだらけです。私は長いこと…紅茶をうまくいれることが出来ませんでした。まずいお茶しか入れられないので、胃が弱っているときもコーヒーを煎れて飲み、吹き出物を出していました。「妖精さん、紅茶を美味しくいれさせてください」と心の中でお願いしたら、ありものの安い茶葉でホテルのラウンジで飲むような紅茶ができあがりました。思わず泣けました…。

 

夏至の日は、天気がよけばベランダにいくつかのティーカップとお菓子を並べ、妖精をお招きしてみたいと思います。

それにしても最近のマドモアゼル・愛先生は、私にとっては妖精にしか見えませんね。本当に素敵な方です。

ウィリアム・ブレイクによる妖精画