安倍首相が9条改憲明言、石破幹事長は国防軍に従わなければ軍法会議で死刑、戦前の恐怖支配狙う自民党 | キラキラ☆サポーターズ(吉良よし子勝手連)ブログ

キラキラ☆サポーターズ(吉良よし子勝手連)ブログ

吉良よし子参院東京選挙区予定候補☆勝手連

 憲法9条をめぐる情勢が緊迫しています。


 きょうの『産経新聞』(7/16)は1面で、「首相、9条改正を明言」と見出しをつけ、「安倍晋三首相(自民党総裁)が15日、ついに“封印”を解いた。『われわれは9条を改正し、その(自衛隊)存在と役割を明記していく。これがむしろ正しい姿だろう』 首相は参院選の遊説先で長崎国際テレビ番組のインタビュー(12日収録、15日放送)に応じ、憲法9条改正の必要性を明言した。これまでの選挙戦でも憲法改正の発議要件を緩和する96条改正に意欲を示してきたが、いよいよ“改憲の本丸”に攻め込んだ格好だ。」と報道しています。


 そして、きょうの『東京新聞』(7/16)は、「石破自民幹事長もくろむ『軍法会議』 BS番組で9条改憲後の設置力説 平和憲法に真っ向背反」と見出しをつけ以下のように報道しています。(※以下一部抜粋)


 自民党は同党の改憲草案で、憲法9条を変更して自衛隊を「国防軍」にすることを掲げた。それに伴い、国防軍に「審判所」という現行憲法では禁じられている軍法会議(軍事法廷)の設置を盛り込んでいる。


 国防軍になると、具体的に何が変わるのかと問われた石破氏はまず、「(改憲草案に)軍事裁判所的なものを創設する規定がある」と述べた。


 改憲草案9条2の5項には「軍人その他の公務員が職務の実施に伴う罪か国防軍の機密に関する罪を犯した場合の裁判を行うため、国防軍に審判所を置く」とある。


 続けて石破氏は、現在の自衛隊で隊員が上官の命令に従わない場合は、自衛隊法で最高でも懲役7年が上限であることを説明し、こう語った。


 「『これは国家の独立を守るためだ。出動せよ』と言われたときに、いや行くと死ぬかもしれないし、行きたくないなと思う人がいないという保証はどこにもない。だから(国防軍になったときに)それに従えと。それに従わなければ、その国における最高刑に死刑がある国なら死刑。無期懲役なら無期懲役。懲役300年なら300年。そんな目に遭うぐらいなら、出動命令に従おうっていう。人を信じないのかと言われるけれど、やっぱり人間性の本質から目を背けちゃいけない」


 こうした重罰を科すために審判所は必要で、石破氏は「公開の法廷ではない」と付け加えた。


 以上が石破氏の発言を報道する『東京新聞』(7/16)の一部抜粋ですが、この記事の解説として、「戦前も今も『組織の論理優先』が後を絶たず 自衛隊員と家族こそ9条に人権守られてる」との見出しで、戦中の軍法会議は非公開、弁護人なしの過酷な密室審理のもと、不当判決が起き、銃殺刑になったケースが少なくなかったことに加えて、軍法会議がない現在の自衛隊においてさえも問題があると次のように指摘しています。


 自衛隊員の裁判に取り組んできた佐藤博文弁護士は「警務隊員も身分は自衛官で、上司の指示に従う立場。公平性、客観性が担保されていない」と言う。佐藤氏が担当した女性自衛官の事件では、強姦未遂に匹敵する被害だったのに、それより軽微な強制わいせつで処理された。捜査に当たった警務隊員は女性に「上司の命令には逆らえない」と弁明したという。


 佐藤弁護士は「国防軍審判所ができれば、組織防衛のために原告の訴え自体が認められなかったり、人身御供にされたりする危険も生まれる」と案じる。「自衛隊員やその家族こそ9条によって人権を守られている」


 「法に基づいて判断する普通裁判所と違い、絶対的な上意下達のシステムの下、機密保持や軍の閉鎖的な論理が優先されかねない。戦前の恐怖支配の足音が聞こえる」(早稲田大学・水島朝穂教授)


 以上が『東京新聞』からの抜粋です。憲法9条の改憲は、日本を戦争する国にして、他国の人命を奪っていくことになると同時に、日本国内においても戦前の恐怖支配が蘇り、人権抑圧国家になるということです。憲法9条を変えることは、戦争する国家・人権抑圧国家になるということです。この重大な問題についての参院東京選挙区の主要候補者の公約(新聞各紙の候補者アンケートの要旨)を、『しんぶん赤旗』(7/14)から以下紹介します。


 ▼日本共産党・吉良よし子氏


 吉良よし子氏は、憲法9条や96条はもとより改憲そのものに反対し、憲法を守りぬく姿勢は鮮明です。米軍普天間基地(沖縄県)の移転先は国外にと主張、日本の「防衛力の強化」(軍拡)や「核武装の検討」にきっぱり反対しています。


 ▼自民党・丸川珠代氏、武見敬三氏
  核武装の検討、改憲・軍拡・先制攻撃に賛成


 丸川珠代氏も、武見敬三氏も改憲と軍拡、普天間基地の辺野古移設にそろって賛成しています。丸川氏は日本の核武装について「国際情勢によっては検討すべきだ」(『毎日新聞』候補者アンケート)と回答、武見氏も他国への「先制攻撃」に賛成するタカ派政治家です。


 ▼公明党・山口那津男氏


 公明党は公約で憲法については「加憲」として9条改定の検討を明記しています。


 ▼民主党・鈴木寛氏


 鈴木寛氏は、憲法改定や軍拡について「どちらとも言えない」、「96条の先行改定には反対」と答えていますが、改憲自体を否定していません。普天間基地の辺野古移設に賛成しています。


 ▼みんなの党・桐島ローランド氏


 桐島ローランド氏は、憲法9条、96条の改定、軍拡、普天間基地の辺野古移設にいずれも賛成しています。旧日本軍「慰安婦」について軍の関与と強制性を認めた河野談話の見直しに賛成し、他国への「先制攻撃」にも賛成するなど、歴史逆行のタカ派候補です。


 ▼日本維新の会・小倉淳氏


 小倉淳氏は、9条、96条改憲や軍拡、普天間基地の辺野古移設に賛成しています。


キラキラ☆サポーターズ(吉良よし子勝手連)ブログ-16


キラキラ☆サポーターズ(吉良よし子勝手連)ブログ-17-1